シルバーウィーク最終日に飛び込んできた山口達也逮捕のニュースに驚いたが、容疑が“酒気帯び”と聞いてあ然とした人は多いだろう。検察への供述を変えたのでは? と報じられたり、家宅捜索が行われたりと、今も騒動は継続中といったところか。
山口が女子高生に対する強制わいせつ容疑で書類送検(その後、起訴猶予)されたのは‘18年のことだった。ジャニーズ事務所との契約解除から1年後、『女性セブン』('19年5月30日号)が激変した山口の姿を捉えている。坊主頭で無精ひげを生やし、サングラスをかけた山口のビジュアルは人気アイドルとはるかにかけ離れたものだった。このとき、記者の問いかけには多くを語らなかった。
それから4か月後、同誌は再び山口を取材(2019年9月12日号)している。そのときの記事の“体裁”は激変していた。まるでイケメン若手俳優が特集されるようなカラーグラビアページと見間違えるほど、清潔感あるビジュアルで笑顔をみせた。
水面下で復帰をサポートしていたジャニーズ
この号に掲載された『山口達也激白300分』と題された独占告白記事で、彼はTOKIOについての思い、躁うつ病の治療に励んでいること、そして「これから酒を断つ」という意思も大いに語った。
「この『独占告白』の記事には、違和感を覚えました。事件を起こしたタレントが雑誌で独占インタビューをうけて持論を展開することは珍しくないですが、正式に復帰をしていない状況でカラーグラビアに登場するケースはまれ。内容も彼に寄り添った切り口であることがわかります。実はこれ、ジャニーズサイドが彼をサポートしていなければ出せない記事なんです。このことからすでにメンバーと山口は連絡を取り合い、TOKIO再始動にむけて話しあっていたことがわかります」(週刊誌記者)
その後、‘21年3月いっぱいで長瀬智也は事務所を退所。残りの3人は『株式会社TOKIO』を設立し、独立することが発表された。社長にはリーダーの城島が就任し、国分と松岡は副社長職を務めるという。“TOKIO再始動”を目論んでいるので、なぜ長瀬だけが新会社に所属せずに退所するのだろうか──。