“美の総合商社”ことオスカープロモーションや“男性アイドル帝国”ジャニーズ事務所からタレントの流出が止まらない中、またひとり、老舗の大手芸能事務所から“独立”を発表した人が。
「役者として舞台で活躍し、歌手としても定評のある城田優さんが、10代のころから所属していたワタナベエンターテインメントとの専属契約を、9月30日をもって満了としました」(スポーツ紙記者)
日本人の父とスペイン人の母を持ち、端正な顔立ちのイケメンだが、幼いころはそれがコンプレックスだった。
「10代の前半は、片っ端からオーディションを受けては落ち続けていました。審査員やプロデューサーに“そんなに背が高くって、こんなに彫りの深い顔じゃあ使いづらいなぁ”なんて言われたこともあり、家に帰ってから悔しくて泣いた日もあったそう」(芸能プロ関係者)
専属契約解除はしたものの……
'07年放送のフジテレビ系ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』や'08年のTBS系ドラマ『ROOKIES』などの出演でブレイク。ミュージカルの舞台でも実績を積んで、演出家としても活躍するように。
「私生活では、安田美沙子さんとは堂々と交際を宣言し、西内まりやさんとの熱愛も報じられました」(前出・スポーツ紙記者)
男同士の友情も育んだ。'09年放送の日本テレビ系ドラマ『サムライ・ハイスクール』で共演した三浦春馬さんとは、10年来の親友だった。
「春馬くんが亡くなった日の夜、城田さんは生放送の歌番組に出演したのですが、目を真っ赤にしながら熱唱していました」(テレビ局関係者)
三浦さんの急逝から5日後の7月23日。城田は自身のインスタグラムに三浦さんとの写真をアップして、《ずっと思い出しているのは、春馬のあの笑顔》《嬉しそうにその日あったことを「優くん優くん!僕ね、、」と、ニコニコしながら話してくれるあの可愛い笑顔。弟のようで、本当に愛おしいんです》と、思い出を綴った。
それから約2か月後、城田は今回の“決断”を発表した。
「ナベプロと専属契約は解除しましたが、年末に向けて舞台や映画の公開も控えています。マネージャーは引き続き担当をして、今後の仕事も城田さんが頼めばサポートする関係なんだそうです」(前出・スポーツ紙記者)
城田の“後輩たち”はどう思っているのか。
「城田さんが所属していた若手俳優集団『D-BOYS』に、現在は志尊淳クンや瀬戸康史クンらが所属していますが、城田さんとは今も仲がいい。特に志尊クンは“兄貴”と呼んで尊敬しており“優クンは僕のことを何でも知ってる”と話しています。面倒見がよく兄貴肌の城田に懐いているようです。苦しい時期もあった城田さんですが、今や売れっ子。『D-BOYS』の若手たちもゆくゆくは城田さんの背中を追って“俺も!”と思っているかもしれません」(前出・芸能プロ関係者)
兄貴として、カッコいい姿を見せ続けなくては。