「芸能活動をしている愛菜ちゃんが、A大医学部に内部進学するなんて“ムリでしょ!”って、みんな話していますよ。毎年、医学部志望で成績上位者が内部進学できるのですが、競争が熾烈すぎて勉強漬けじゃないと絶対に入れませんから」(A女子高OG)
医学部進学か芸能活動か
女優と医学部進学の両立はそうとう難しいというのだ。
「医学部進学を狙っている子たちはず~っと勉強。しかも“人格者”ばかりなんですよ。頭がよくて性格も素晴らしいので、周囲の子たちも“お医者さんになって日本を救ってね”と冗談抜きに思っていました(笑)」(同・OG)
芦田も性格がいいと言われているし、バラエティー番組の司会で地頭のよさを発揮しているが、医学部への内部進学は“超”狭き門なのだ。
「A大医学部の切符をつかめるのは、高2からの学期末試験と、高3の実力テストの成績の合計上位5名だけ。実力テストは暗記だけでは解けない問題も多く、本当の“頭のよさ”が試されます」(A女子高出身の現役医学部生)
医学部志望は多いが次第に振り落とされていく。高3になると成績開示があり、ボーダーラインの5位に入っているか明らかになるそう。
「高2の時点で、医学部を目指すのに必須である授業を履修する生徒は約40人。高3になると約20人に半減します。最後の期末テストは8人くらいの戦いに。“上位5人に入れない”とわかると、他大医学部の推薦を受けたり、志望学部を変えたりするんです。残った生徒はかなり僅差での戦いになるので、最後の期末テストで順位が入れ替わるほどの“デッドヒート”になりますね」(同・医学部生)
茨の道なのは間違いないが、『横浜相鉄ビル眼科医院』の医師・森麻子さんはA女子高で部活動をやりながらA大医学部に内部進学を果たした。
「私は『放送研究会』に入っていました。合宿や発表会で泊まり込むことも。ただ、両立は厳しく、勉強と部活に均等の力を注いでいる人はいませんでした。A大医学部に内部進学するのは難しいです」
芸能活動と勉強の両立は簡単ではなさそうだ。しかし、A大医学部に入ることができれば、芦田にとって理想的な環境となる。