SNSから始まる恋
もしかして、その相手?
ヒロインの美々は、オンラインゲームで知り合ったアカウント名“檸檬”とゲーム上で会話をしながら恋に落ちていく。あるとき、“檸檬”がアップした風景写真から、同じ会社の人間だということが判明。“檸檬”ではないかと美々が疑う男性の中には、朝鳴も。
「(朝鳴が相手は)ぜったいにないよね(笑)。僕だって、そこそこ魅力がある男だと思いますが、若きイケメンたちと一緒に撮影をしていると時の流れを実感します。先ほど、カメラマンさんが“イケメン”とほめてくださいましたが、僕がデビューした25年前は“イケメン”という言葉さえなかった。“二枚目”か“美形”でしたね」
ドラマには、松下洸平、間宮祥太朗、高橋優斗(高橋の高はハシゴ高)ら若手も出演している。
「驚いたのが、僕が最年長なのよ。こんなときがくるんだね。図々しいこと言うようですけど、自分が“おじさん”だという自覚がないんです。なので、撮影のたびに“自分はおじさんだ!”と強く意識することも役作りのひとつになっています」
10月24日で51歳に。及川が50代だと知り、驚く人が多い。
「若作りしたいわけでも、若く見られたいと願っているわけでもない。人間的に成長できていないんだと思います。調子に乗りやすいし、年がいもなくはしゃいでしまうこともある。演技力や音楽活動において、年を重ねれば重ねるほど、経験を積めば積むほど自分の未熟さを思い知らされます。だから、努力をやめられない。そして、より謙虚になっていく。“実るほど頭を垂れる稲穂かな”ってあるじゃないですか。もしかしたら、僕自身が実ってきたという証なのかもしれませんね。
20代、30代半ばまでは、自分を大きく見せようという自意識が強かった。そのころは、テレビ局の廊下の真ん中を歩いていたけど、最近は壁沿いに歩くくらい謙虚ですから!(笑)」
SNSで恋愛するってアリ?
ドラマの内容にそぐわないかもしれませんが、僕はないかな。時間と空間を共有して気持ちを深めていきたいと思うタイプ。SNS社会になってから、ある程度の窮屈さも感じています。例えば、悪意ある書き込みとか。不勉強で無責任なコメントに腹を立てたこともあります。僕の場合、スルースキルが足りないから見ないようにしていますね。
最近、携帯で撮影したもの
写真を撮ることはほぼないです。でも、ガラケーじゃないですよ? スマホですよ(笑)。友人が撮った写真を送ってもらうことはあっても、自分から率先しては撮らない。自撮りもしません。仕事で撮影していただいているぶん、自分の顔にさほど興味がない。正直、飽きてきている(笑)。いまさらですが、僕、ナルシストじゃないんですよ。デビュー当初は、興味を持っていただきたくて、王子キャラであったり、ナルシストキャラを自己プロデュースしましたが、それは作戦ですから(笑)。
22年連続ドラマ出演
来年は、音楽活動25周年に
結果だけ見ると立派ですけどね。ベイベーたち(ファン)のおかげです。自己評価が低いと言われるかもしれないですが、キャリアにあぐらをかけないし、もっともっと成長したいと思っています。海外進出とか、東京ドームでコンサートっていうのはないんです。小さな店だけど愛され続ける、行列のできる1店舗みたいな、替えがきかない存在になりたいです。
ドラマ『#リモラブ ~普通の恋は邪道~』
(日本テレビ系、毎週水曜、夜10時~)で若きイケメンと恋の容疑者に!?