ASKAは「誘えば、絶対にやってくれる」(2015年2月11日)

 酒井法子の“元夫”高相祐一は、’14 年に同じ理由で世間を騒がせたASKAと、薬物治療の病院で奇跡の邂逅を果たしていた。釈放後の当時、合法ドラッグに手を出してしまっていた高相は自主的に入院していたという。

「治療のプログラムは3か月間なのですが、僕は去年の5月に入院しました。そんなある日、窓に黒いフィルムが貼られたんですよ。みんな“アレ、何かあるの?”みたいな感じで……。それがASKAさんが来たとき。僕はそのとき、ちょっと“逸脱行為”ってのをして1週間、独房に入れられていたんで、当日は見てないんだけど(笑い)」

 ちなみに彼が行った“行為”というのは……。

「タバコですね。ポケットの奥に入っていた吸い殻と紅茶の葉っぱを紙で巻いて。ライターがないからコンセントに針金を差してバチバチバチッて。それがバレてしまった」

 そんな環境に現れたASKAは、ほかの入院患者より少々年齢が上だった。

「落ち着いていて、すごく雰囲気のある人だった。いつも香水をつけていて、“ASKAさんのニオイ”っていうのがありましたね。ASKAさんも部屋や食事など、みんなとすべて一緒でしたよ」

 病院では治療のための薬が与えられるが、それを受け取るために、ASKAもほかの患者と一緒に列に並んだ。

「ASKAさんは、本当に人柄のいい人だった。トランプをやろうって誘えば、絶対にやってくれるし。一緒に『大貧民』やりましたよ」

 ちなみにゲームの結果は、ASKAは富豪、大富豪になることが多かったとも。高相は先月、大阪で行われたトークイベントに参加し、そこでもASKAとのエピソードを披露。そのひとつ「洗濯物を干す場所に、お菓子の袋を干していた」という話が、翌日の各スポーツ紙で《ASKA、奇行》と報じられた。

「あれは奇行なんかじゃなくて、彼のお茶目なところなんですよ。決してドラッグで頭がおかしくなってお菓子を干したということではない」

 来院日こそ「ASKAだ、ASKAが来た!」と病院内はザワついたそうだが、

「ASKAさんとはいろいろな話をしました。あの人、けっこうスピリチュアルな話が好きみたいで」

 この2人と一緒に治療を受けた作家の石丸元章氏も、

「ASKAさんは、環境問題に対して意識が高くて、原発について“自分も真剣に考えている”と、自説を語ってらっしゃいました。食べ物なんかも気をつけなきゃいけない。原発の影響が出ているかもしれないカレイなどの魚は危ないと言って食べ残していましたよ。病院食なんで、普通はマズいから残すんだけど(笑い)」