高相祐一、自称プロサーファー報道に「間違いなくプロ」(2015年4月3日)

(※以下、高相氏のコメント)

「自称・プロサーファー」という言われ方をされる。俺はサーフィンで生業を立てていたら、それでプロサーファーだと思う。そういう意味で、俺は間違いなく、プロサーファーだった。

 JPS(日本プロサーフィン連盟)はプロ登録がないと言っていたみたいだけど、プロテストには合格している。ただ、競技会に出場していなかったのと、会費を払っていなかったので、登録されていなかっただけなんだ。

 プロといっても、さまざまなタイプがある。ゴルフやテニスなどのように優勝、入賞賞金が高額なものもあれば、企業とスポンサード契約をするスポーツもある。

 サーフィンの場合、競技会の賞金なんてたかがしれている。それに、サーフィンは自分が表現したいパフォーマンスを見せるもので、俺はあまり他人と競いたくなかった。

 ありがたいことに、サーファーとしての俺を認めてくれて、スポンサードしてくれる方々もいた。

 サーフィンで飯を食えていたし、競技会に出場するためにJPSにプロ登録なんかする必要はないと思っていたのだ。

 親父は裁判のとき、こう言ってくれた。

「サーフィンが生きがいだと思うので、サーフィンを続けながら自分の好きな仕事をもう一度再確認して、前に進んでほしい」

 涙が出るほど嬉しかった。

 この言葉をもう一度、肝に銘じて、生きていきたいと思っている。別にプロでなくてもいいから。自分はサーファーだと信じて、これからも生きていきたいと思っている。

 ところで……この連載を始めたのは、みんなに直接、メッセージを伝えたからだった。ダメダメな俺だけど、いろいろ考えてきたからね。もちろん、そういう気持ちはいまも変わらない。

 でも、いまの俺はあまり中途半端。だから、何を言っても説得力がないと、周囲から言われたりしている。迷惑をかけている面もあるようだ。

 なので、たった3回で終わらせるのは残念だけど、今回でこの連載は終わりにしたい。何もかも中途半端な俺らしいと言えば俺らしい。実に、かっこわるいけどね。

 みんなは俺を嫌いかもしれないけど、俺はみんなを大好きだよ。

 それでは、また! See You again!