2014年3月に放送された『SMAPバラエティ部スマシプ!』で、「初々(ういうい)しい気持ち」を取り戻すために『Kis-My-Ft2』のコンサートにバックダンサーとして中居が出演することに。2回り以上も年齢が離れたジャニーズJr.に混じってレッスンを受け、休憩中に一緒にカレーライスを食べている時に、

中居「みんな将来、司会やりたいの? 目指してる司会者、誰?」

Jr.「A.B.C-Zって知ってますか?」

中居「A.B.C-Z……?」

Jr.「そのA.B.C-Zの中に河合くんって人がいるんですけど、河合くんの司会はすごくうまいですよ。1回見た方がいいですよ」

中居「ヤバイ? うまいの? 『少年倶楽部』で河合くんが司会をやっているから、オレが司会をやりたいんだったら見た方がいいの? 見て損はない?」

Jr.「(見て勉強すれば司会を)奪えるじゃないですか」

 年が離れすぎたためか、中居の凄さをいまいちわかっていないJr.からアドバイスをもらって苦笑いするのだった。

中居の河合に対する態度

 そんなやりとりから6年後の今年6月、河合がフジテレビ系『ダウンタウンなう』に出演した時のこと。中居のことを「怖い先輩」と表現した河合は、その理由を、

「番組でご一緒した時、僕がしゃべるとなんか……、(中居さんが僕を)ウンコ見るような目で…」

 大爆笑する一同。松本人志が「もしかしたら中居くんは(ライバルとして)意識して“コイツ”ってみたいな意味があったのかも」とフォローするっと、これに「意識してたら“ウンコ”みたいな目で見なくないですか!?」と、河合がさらに笑いを重ねたのだった。

「中居さんがJr.との対話後から河合をチェックしたかは定かではありませんが(笑)、実力を認識していることは間違いないでしょう。2人の共通して上手いところは、一辺倒な仕切りになるのではなく、各共演者の反応を見て臨機応変に持ち上げたり下げたりと不快に思わせずに笑いに変換できること。

 中居さんのジャニーズ退社後、各方面で“ポスト中居”が上がっていますが、最もタイプとして近いのは河合だと思いますよ。下積みが長い苦労人だけに変にプライドも高くなく、嫌味なく下手(したて)に出ることもできる。中居さん同様に、大御所から可愛がられる性格なのだと思います」(テレビ局ディレクター)

 昨年7月、ジャニー喜多川氏の他界後のA.B.C-Z主演舞台の制作発表で、河合はジャニーさんについて聞かれてこんなことを打ち明けていた。

ここ何年かは“河合”って言っているつもりだったのが、僕を“中居”って呼ぶようになっていたんです。僕も中居さんになったつもりでしゃべってたら、ものすごい喜んでくれた。倒れる前日も初めて、“ユー、おもしろいよ”って褒めてくれて。中居さんに言ったつもりだったのかな……

 中居からも、ジャニーさんからも認められた男だった。