体重増減で女優魂を見せつける
女優陣の役作りも負けていない。榮倉奈々(32)は映画『糸』出演のために、1週間で7Kg減量という驚異的なダイエットを実践したという。
「菅田将暉さんが演じる主人公の妻で、若くして病気で帰らぬ人になってしまう役。そのため、過酷な減量を行ったそうです」(前出・テレビ誌ライター)
トレーニングで筋肉をつけた後に食事制限をして、1日に多いときは12リットルの水を飲んだという。前出の和田さんは、
「確かに適量の水を飲むことは、リンパの流れがよくなりやせやすい身体になります。お腹も満たされるので、食べすぎ防止にもなるでしょう」
ただし、必要以上に水分をとり続けると身体に水が滞る“水毒”に陥る可能性も。疲れがとれなくなったり、冷えなどから身体の代謝が悪くなって逆にやせづらい身体になったりすることもある。
「榮倉さんの場合は“撮影中だけやせる”という目的でたくさんの水を飲んでいます。短期間であれば、減量できて、身体への影響も少ないと考えられます」(和田さん)
減量中は医師の指導を受けていて、榮倉本人も“(一般の方は)絶対にまねしないでください”と警告するほどの危険なダイエット法なのだ。
一方、役のために“肥えた”のが水川あさみ(37)。映画『喜劇愛妻物語』で濱田岳の妻を演じる際、
「いつまでたっても売れる気配のないダメ夫を常に口汚く罵倒する役。脚本に“大きな背中”とあったことから、水川さん本人が太ることを決意したそうです」(前出・テレビ誌ライター)
水川は毎食後にタピオカドリンクを飲んでいたというが、
「そりゃ太るよねという感じ(笑)。あの甘さですから糖分はたっぷりですし、タピオカ自体にも砂糖が練り込んであるものもあります」(前出・和田さん、以下同)
タピオカの原材料は、でんぷん=糖質。さらに、香川県での撮影中はうどんをよく食べて役作りに徹底した。
「真っ白な小麦粉から作るうどんも糖質の固まり。太るための食べ物をしっかり食べていますね」
全国で順次公開中の本作。シーンによっては二重あごにも見える水川の役者魂をスクリーンで見届けてほしい。