通学はいつも歩きタバコ
'18年にテレビ東京系のトーク番組『チマタの噺』に出演したとき「身体の自由がきいているのは彼のおかげ」「大好きな人」と紹介していた、体操の先生にも話を聞いた。
「彼は幼稚園のころから体操を始めて、小学校を卒業するまで続けていました。そこまで長く続ける人は少ないですから、こちらのほうが感謝しています。今の彼には“頑張れ”なんて言えません。待つしかないと思っています。たとえ芸能界を離れたとしても、それが本人が決めたことなら、私は応援するつもりです。まだ若いし、道はたくさんあります」
しかし、地元の人たちが見てきたのは、優しくてカッコいい姿だけではない。
「健太郎は悪いヤツでしたよ。高校時代、朝の通学はいつも歩きタバコでしたから。彼の部屋は実家の2階で、隣の家の屋根が窓から手をのばすと届くぐらいの近さにあり、部屋で吸ったタバコを投げ捨ててました。親にバレないようにしていたんでしょうね」
と明かすのは、実家の近所に住む男性。
「高校を卒業した後ぐらいに、友達と2人で家の前で焚き火をしていたことがあったんです。それが夜11時を過ぎてうるさくて、その火が1メートルぐらいの高さまで燃え上がっていたから、私が110番通報して警察を呼んだんです。でも、健太郎たちはサイレンの音を聞くと火をパッと消して、家の中に逃げ込んじゃいました。警察が来て、家のインターホンを鳴らしていましたが、居留守を使っていたのを覚えています」(同・近所の男性)
昔から伊藤のことを目にかけていたという地元の先輩男性に話を聞くと、
「3年ほど前かな、僕が“サーフィンを教えようか?”って健太郎を海に誘ったことがあったんです。そうしたら“事務所から車の運転も日焼けもNGって言われてて、できないんスよ”って少しだけ寂しそうな顔をしていました。売れたら売れたで自由がなくてかわいそうでしたね」
地元で飲食店を営んでおり、伊藤が戻ってくると必ず連絡をとり合うという別の先輩は、
「アイツが事件を起こした後、即、メールを送りましたよ。“木と同じで、上に花を咲かせるだけじゃなく、下にしっかり根を張れるようになれ”って。返事はまだありませんけどね。被害者もいるので何とも言えませんが、この件で気を引き締めてもらえればと思ってますけどね」