「自分が監督をしているのを知ってくださっていて、そのうえでオファーをいただいたことがうれしかったですね」
『踊る大捜査線』シリーズなどのヒットメーカー、本広克行監督がメガホンをとった『ビューティフルドリーマー』で主演のサラを演じている小川紗良。
男女6人の映画研究会のメンバーが、いわくつきの台本の映画製作に挑戦する物語。劇中、監督を務めるサラのように小川自身も大学生時代に監督を務め、発表した作品が話題となった。
時や文化を超え残る映像に魅了されて
「高校生のときに学校行事のドキュメンタリーを撮ったことがきっかけで映像にハマっていきました。
映像でもドラマとかCMとかたくさんありますが、その中でも映画という表現を選んでいる理由は、残っていくものだからなのかなと思っています。
例えば、名画座に行くと、自分が生まれるよりもずっと前の作品に出会えて、それが生涯心に残っていく。そういう、時とか、文化とかを超えて残るところが魅力なのかなと」
撮る側と撮られる側、どちらの視点も持っている小川に、一緒に仕事をしてみたい人を聞くと、
「う~ん……。朝ドラ『まんぷく』でヒロインを演じられた安藤サクラさんですね。娘役をやらせていただいたので、近くで拝見することができて。
ご本人の人柄もすごく素敵ですし、演じていた“お母ちゃん”みたいな感じも魅力的で。だから、俳優としても監督としても、いつか、またご一緒できたらいいなと思っています。実現できるまでに、私ももっと上達しないといけないですけど」