世間は「小室圭さん」が気になって仕方ない
もともと印象がよかった人に、ネガティブな情報が入ると、その落差は激しいもの。好感度のあったベッキーや矢口真里などの不倫騒動のように、好感度タレントが脱落していくのと近いものを感じると、放送作家も指摘する。
「お茶の間の好感度が高ければ高いほど、落ちたときにそこから回復するのは難しい。愛子さまや、眞子さまや佳子さま、悠仁さまは、国民の多くが“親目線”で見守る部分があるので、お相手となる人には厳しい評価をするものです。国民も、秋篠宮さまと同じ気持ちなんですよ」
さらに「小室圭さん」というひとりの男性について、なぜこんなに世間が気になっているのだろうか。
「『海の王子』とか海外留学の経験があるなど、断片的な情報は出てきますが、それほどふんだんに情報があるわけではない。その断片的な情報から、見ている側が勝手に“それぞれの小室圭像”を作っているのだと思います。昔のスターは私生活が不透明なだけにカリスマ性を感じ、多くの人を魅了してきました。小室さんの場合も不透明さが多いだけに、ある意味、国民を惹きつけるのではないでしょうか」
そのミステリアスな魅力を、先に出た“ギャップ”がさらに増幅させていく。一連の金銭トラブルの対応から、「よさそうな人」だったのに「なんでこの人と?」という親目線の心理になり、より気になる存在になったのではないかと分析する。
ちなみに、放送作家としても小室さんは「気になる存在」だと言う。「まぁ、彼がタレントになることはないでしょうが」と苦笑しつつ、テレビマンとして彼に感じる魅力を語る。
「トーク力は全然わからないですが、ストレートにプライベート密着は、すごく興味をひくと思います。あとは、クイズ番組や料理番組などでどんな感じになるかというところも気になりますね。しゃべったら意外に天然だったり、ときどき噛んだりすると、一気に好感度が獲得できそうな気もしますが(笑)」
国民が気になって仕方ない「小室圭さん」という存在。眞子さまとの交際発覚から3年がたち、目に見える“前進”はないが、おふたりが結婚したとしても、その存在感の強さは消えることはなさそうだ。
〈取材・文/渋谷恭太郎〉