しかも、そのスタイルは舞台やドラマの現場でも変わらなかった。
マッチ、坂上忍を“平手打ち”
「大阪の舞台公演に気乗りしなかったマッチ。1か月あまり宿泊するはずのホテルに“ビリヤード台を入れてくれたら大阪に行く”とごねて入れさせたことがありました。
'85年に主演したドラマ『ニッポン親不孝物語』(日本テレビ系)では、弟役だった坂上忍を本気で平手打ち。謝ろうとしない近藤にキレた坂上が、撮影現場から帰ったなんてことも。マッチは武勇伝に事欠きません」(テレビ局プロデューサー)
あげくの果てには自ら“ジャニーズのやんちゃ担当”を名乗り、少年隊・東山から「(後輩の)あの子にビシッと言ってくれませんか」と相談されるも「自分もやんちゃだったから“マッチさんも”と言われちゃう」という理由から後輩を注意できなかったと今年の6月、番組『さんまのまんま35周年SP』(フジテレビ系)に出演した際、MCの明石家さんまにぶっちゃけていた。
やがてマッチはカーレーサーとしてもデビュー。フランスのル・マン24時間レース、さらに全日本F3000選手権(フォーミュラ・ニッポン)など日本の最高峰のカテゴリーにも挑戦。レーサーを引退後はオーナー兼監督としてレースに情熱を燃やし、チームは“監督不在”ながらも先月29日に行われたスーパーGT300のシーズン最終戦を2位でフィニッシュ。チームランキング首位のまま、初のタイトルを獲得した。
こんなうれしいニュースの裏では活動自粛の処分を受け、12月2日に出演するはずだった歌番組『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)への出演や12月11日、12日に予定していた40周年ツアーの最終公演も取りやめとなった。
こうした事務所の判断を芸能レポーターの石川敏男さんはこう分析する。
「以前のジャニーズなら、マッチを溺愛していたメリー喜多川ジャニーズ名誉会長が“あんたしてないわよね”“してません”で終わっていたはず。ところがジャニーズも代替わりをしている最中。ラジオ番組2本とCM1本しか出ていないにもかかわらず年間3000万円超えと言われる年収をもらい、芸能活動そっちのけでレースやトライアスロンにかまけているマッチの存在は、後輩からみたら明らかに浮いて見えます。
また今回の報道はマッチの身近からリークされたもの。マッチはまさに“裸の王様”状態。このままいったら、ジャニーズを退所したうえで芸能界引退。夫婦関係にもヒビが入るおそれがあります」