“ジャニーズラッシュ”も終了の気配?
「10年間、TOKIOと嵐で正月特番をやってきたわけですが、今年末で嵐は活動休止。さらに来年3月にはTOKIOの長瀬智也(41)がジャニーズ事務所を退所し、城島茂(50)、国分太一(46)、松岡昌宏(43)の3人も『株式会社TOKIO』を設立して社内独立します。
一番人気のメンバーである長瀬が抜け、アラフォー・アラフィフの残る3人で『鉄腕ダッシュ』を続けていくのは厳しいものがある。そのため、King&Prince、SixTONES、Snow Manといった、若手のジャニーズタレントも『鉄腕ダッシュ』に取り込んで、形を変えて続いていくのではともささやかれています。
ただそうなってくると、もはやはTOKIOの番組でもなくなってくる。2022年の元旦特番でもTOKIOの『鉄腕ダッシュ』を全面的に押し出していくのは難しくなるのではないでしょうか。嵐に代わって、村上メインの特番になることに対しても批判の声が殺到しており、また新たに考える必要がありそうですね……」(ワイドショー関係者)
10年間にわたって「TOKIO×嵐」の特番を元日に放送してきた日本テレビは、民放キー局の中でも特にジャニーズ事務所と太いパイプがあることはよく知られている。
「日本テレビの『24時間テレビ』のメインパーソナリティーも毎年ジャニーズタレントだという点からも、その関係の強さがうかがえます。一方で、日本テレビは非常にシビアな局としても知られていて、“数字が見込めない”番組、タレントは徹底的に切っていく。それは大御所やジャニーズタレントであっても変わりません。
日本テレビは視聴率3冠王の常連ですが、その日本テレビにあってもコロナ不況で、長寿番組の打ち切りや制作費の削減など、非情な改革に迫られているんです」(制作会社関係者)
11月5日に発表された2020年4~9月の連結決算によると、日本テレビホールディングスは利用者が減ったスポーツクラブ事業で約160億円の減損損失を計上。前年同期は136億円の黒字だったものの、今期の最終損益は56億円の赤字だった。
「たしかに日本テレビとジャニーズ事務所はこれまで蜜月関係にありました。ただ、このコロナ不況で日本テレビもジャニーズ事務所だって悠長なことは言えない状況になりつつあります。その象徴が、嵐の密着ドキュメンタリーですよね」(前同)