現状維持が目標
できたら……
2021年の幕開けを飾る作品ということで、今年はどんな年にしたいかと聞くと、
「新たに何かに挑戦したいとかってないなぁ。現状維持ができたら、素晴らしいなと思っています。ありがたいことに、いろいろな仕事が決まっていて、そのどれもが挑戦。僕らの仕事って作品によって相手がかわるので、日々がチャレンジングなんです。今日は本当にいいシーンが撮れたと思った翌日に凹んだりもするし。
コロナが落ち着いたらですが、旅行に行けたらいいなとは思いますね」
旅行先を聞くと、やはり大好きな動物がいる場所だった。
「オーストラリアでカモノハシと泳ぎたいんです。あるんですよ、ウエットスーツを着て、カモノハシと一緒に泳げるプールが。自分からは触りにいっちゃいけない。でも、カモノハシが人なつっこいので、近づいてきてくれるっていう。めちゃめちゃ可愛いですからね、カモノハシって。あのクチバシを直接触ってみたいです」
中村倫也・動物王国を計画中!
動物は全部好きです。いま家にいるのは10年以上の付き合いの古代魚。次のパートナー候補は、文鳥かな。できるならキリンとか飼いたいけど、餌代がバカにならないですから。老後は動物パラダイスにする予定です。いろいろな生き物を飼って。そのためだけに働いているし、頑張っています!(笑)。
ネコの魅力とは?
いろんな動物がいますけど、わかりやすいですよね。これに興味を持っているんだなっていうのがパッとわかる。行動がコロコロ変わるので、ずっと見ていられる存在。ただ、いままで飼ったことはなくて。ひとり身で、この仕事をしていると現実的に飼うのが難しいと思います。地方ロケ、地方公演が入ったときに誰かに「面倒見て」と言えるなら別ですけど。結婚してからじゃないですかね、飼うのは。
中村倫也の居場所とは?
居場所がないのが、自分の居場所なんじゃないですかね。もちろん、居場所を持たないことでの将来の不安とかいろいろありますけど、逆に「居場所がどうこう」とか言いだすと足取りが重くなりそうな気がします。
こうやって受け入れていただいて、仕事をいただけるようになったことで、以前とは考えが変わりました。でも、よく考えれば、以前の自分も居場所が欲しかったわけではなくて、自分を認めてくれる人を求めていたんだと思います。思春期から社会に出たので、そういう自問自答って通過儀礼なのかもしれないですけど。
『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き
あるがままに、水と大地のネコ家族』
2021年1月8日 全国ロードショー
配給:ユナイテッド・シネマ
(C)「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き2」製作委員会 (C)Mitsuaki Iwago
スタイリスト/戸倉祥仁 (holy.)
衣装協力/Tシャツ(アトウ/シアン PR)、ジャケット&パンツ(シャリーフ/シアン PR)、その他スタイリスト私物