とは言え、ユーチューバーという職業の歴史は、まだまだ浅いもの。
ユーチューバーは、2007年にYouTubeがアメリカで収益化プログラム「YouTubeパートナープログラム」を開始したことが起源とされていて、日本では2008年からその「YouTubeパートナープログラム」が開始されたので、まだ十数年の歴史。HIKAKINやはじめしゃちょーを擁する、国内最大手のユーチューバー事務所『UUUM』が設立されたのも2013年とわりと最近の話です。
そもそもYouTubeはGoogleという一企業が展開しているサービスのひとつにすぎません。Googleの一存で根幹となるレギュレーションがいきなり変更されることもあるわけですし、実際、動画再生回数のインセンティブや、動画に広告が付けられる条件もたびたび変更されています。
一寸先は闇。今、得られている収入が、来年も再来年も安定して得られる保証はなく、収入の乱高下を覚悟しないといけない職業なのです。
小学生の憧れは野球選手よりユーチューバー
けれど、ここで考えられるのは、“一寸先は闇”、“収入が乱高下”、これはプロ野球選手にも通ずるファクターであるということ。
そんななか、ベネッセ 教育情報サイトが興味深い調査結果を発表していました。
『進研ゼミ小学講座』が、2020年11月20日~23日に小学3年生~6年生の会員7661人(男子2491人・女子5170人)に行ったアンケートによると、「2020年 小学生がなりたい職業ランキング」でユーチューバーは男子で2位、女子で4位という結果だったそうです。
男子のランキング上位は、1位・ゲームクリエイター/プログラマー(343票)、2位・ユーチューバー(339票)、3位・サッカー選手(187票)、4位・野球選手(166票)。ユーチューバーは1位のゲームクリエイター/プログラマーとわずか4票差で、野球選手にはダブルスコアの差をつけた圧勝でした。
今の小学生の将来の夢と女子アナの結婚観を結びつけるわけではないですが、小学生男子の憧れの職業として長年トップ争いをしていた野球選手の順位が後退し、そのポジションにユーチューバーがおさまっているというのは事実。ユーチューバーの社会的地位向上を感じさせるランキングでした。
久代アナの先輩であるフジテレビ・山崎夕貴アナ(33)が2018年にお笑い芸人・おばたのお兄さん(32)と結婚した際には、まだおばたのお兄さんが売り出し中の時期だったこともあり、“格差婚”という声が多く挙がっていました。しかし、久代アナとはるくんの結婚にはそういった声は聞こえてきません。
ひと口にユーチューバーと言ってもピンキリ。はるくんのようにチャンネル登録者数が100万人の大台を突破している人気ユーチューバーならば、キー局の女子アナと結婚しても何も揶揄されることなく、純粋に祝福されるほどユーチューバーという職業のステータスは向上しているということでしょう。
ユーチューバーと結婚する女性が今後も増えていくかもしれませんね。