期待されるも権限のないタッキー
この報道に反論するように、同月の『週刊新潮』(新潮社)のインタビューに滝沢氏が応じており、「ジュリーさんとは協力してやらないと何もできないので、連絡取り合っていますよ」と語っている。
「滝沢氏はジャニー氏の遺志を引き継ぐ形で後継者となり、ジュリー氏とは社長と副社長という関係で、表向きは良好な感じですが、基本的には、滝沢氏とジュリー氏は相いれないといいます。生前のジャニー氏もジュリー氏のマネジメント能力は認めておらず、だから滝沢氏を後継者にしたと言われていましたよね」(前出の芸能プロ関係者)
12月23日の『FRIDAYデジタル』によると、滝沢氏が担当している美 少年は水面下でレコード会社の話し合いが行われており、2021年にもメジャーデビューする予定だったという。
「しかし、佐藤のスキャンダルでデビューは先延ばしに。代わってジュリー氏が面倒を見ている関西ジャニーズJr.のなにわ男子が次にデビューするグループの最有力候補に浮上したといいます」(前同)
なにわ男子は、関ジャニ∞の横山裕(39)と大倉忠義(35)がプロデュースを手掛けている。
「関ジャニも元をたどればジュリー派ですからね。滝沢氏も自分が担当しているグループを一生懸命売り込んでいますが、テレビ局をはじめとする業界関係者には、ジュリー氏の影響力のほうがはるかに大きい。ジャニーズ事務所社長のジュリー氏に対しては、テレビ局やレコード会社サイドの忖度も働くでしょうし、ジュリー氏が見ているグループのほうがメディアにもよく取り上げられます。
また、副社長に就任して以降、滝沢氏が山下智久ほか、不祥事を起こしたタレントへの処分を下しているとか言われていますが、そんなことはありません。最終的に決めるのはジュリー氏で、滝沢氏にはそんな権限がないといいます。
大きな権限はなく、ジュリー氏との関係も良いとはいえず窮屈な立場にあるといえる。加えて担当グループにスキャンダルが続くツラい状況に、滝沢氏も“もう限界”と退所を検討しているのかもしれませんね」(前出の芸能プロ関係者)
8人目の退所者が、まさかの滝沢副社長に!? そのような驚愕の事態が起こったとき、ジャニーズ事務所はどう対応するのだろうか――?