「各メディアや国民はコロナに関するご発言よりも、陛下が抱かれている結婚問題に対する見解のほうに注目する可能性が高い。“小室さん問題"に対して批判的な声もあがっていることは、陛下もご存じのはずです。“国民とともに歩む"皇室のトップである陛下は、国民の間で賛否が分かれていることもあり、慎重におことばを選ばれることでしょう」(皇室担当記者)
前出の山下さんも、陛下から踏み込まれた発言は出ないだろうと話す。
「眞子内親王殿下のご結婚に関して質問されても、具体的なことはおっしゃらないと思います。“眞子内親王の意思は尊重したい"とか、“見守っていきたい"といったご回答になるのではないでしょうか。関連質問でさらに問われても同様のご回答の繰り返しになるでしょう」
ただ、天皇ご一家としては眞子さまのご結婚を応援されるスタンスだという。
「ご一家と秋篠宮家は赤坂御用地内にそれぞれお住まいがあり、普段からご交流がおありです。コロナ禍でもあるので、敷地内でばったりお会いする機会も増えている。
雅子さまは、結婚に関するアドバイスをされていましたし、愛子さまは姉のように慕われており、眞子さまに“幸せになってほしい"と願われています」(侍従職関係者)
アメリカ留学に旅立つ直前の'18年夏。小室さんは秋篠宮邸を訪れる際に、彼を待ち構えていた報道陣から逃れるため、宮邸からいちばん近い『巽門』ではなく、『赤坂御所正門(当時は東宮御所正門)』から敷地に入って物議を呼んだ。しかし、これも両陛下と眞子さまが良好な関係を築いている証拠だった。
「当時の皇太子ご一家や天皇ご一家以外では、ごく限られた人が使用する門なので、小室さんが使用するのは異例。
これは眞子さまが主導された出来事だったそうですが、自分の結婚を応援する両陛下であれば、許可してくださると思われたのでしょう」(皇室ジャーナリスト)
今回の会見では、眞子さまのご結婚を実質的に“お許し"される内容になりそうだ。
「平成時に当時の天皇陛下(現・上皇さま)がおふたりの結婚に『裁可』を与えられました。裁可は行う義務がありませんし、当時の裁可が現在も効力を持つという見方もあり今後、陛下が眞子さまのご結婚を改めて裁可されるという可能性は低いです。一方で、陛下が今回の会見で“結婚の意思を尊重する"などの前向きなご発言があれば、それが“事実上の裁可"になるといえるでしょう」(同・前)
天皇までも動かしてしまう事態に、海の向こうの小室さんは何を思うのか─。