「もう……手がつけられないような“鬼”みたいな人になっていました。『鬼滅の刃』の妹(禰豆子)みたいな……あんな可愛くはないですけど(苦笑)。そんな状態だったと思います」
ここ数年、芸能活動ではなく、数々の“奇行”でニュースを賑わせていた泰葉。彼女は先日、自身のブログで『双極性障害』と診断されたことを告白した。双極性障害とは、躁状態とうつ状態をくり返す病気。数々のトラブルは、双極性障害の症状である“躁状態”時に起こしてしまったものだという。病状や現在の生活について、直接泰葉に話を聞いた。
「鬼のような顔をしていた」
躁状態の当時を振り返る
「'16年に精神科のお医者様に診ていただいたときに、“PTSDによるうつ状態”という診断をもらっていました。そのころ2年間くらいは、すごいうつになっていました。その後、とても調子がよかったので、病院に行かなくなってしまったんです。
でも、その間はとても調子がいいし、仕事はできるし、元気だと思っていたんですけど、昨年12月に改めて精神科に診てもらいましたら、その4年間が“躁状態”であり、双極性障害という診断となりました。治療が始まってだいたい1か月ちょっと経ちましたが、本当にいい先生に巡り会えました。今は2週間に1度の通院、また、朝と寝る前に薬を飲んでいます。あとは体調が優れないときにだけ飲む頓服薬がありますが、大変安定しております」
現在は精神的に落ち着いているという泰葉。躁状態にあった当時を振り返ると……。
「とても元気ではあったのですが、すごく怒りっぽくなっていました。たとえば、すごく怒って自分の大切にしている着物を水浸しにしたり、昔のアルバムを切り刻んでしまったり、さらには家族に当たってしまったり……。何に対しても、ものすごく怒るんです。
また、人と接していたときに、“あなた、私を睨みつけているでしょ” “あなた、私を見下しているでしょ”などと何度もいろんな方に言われました。私は睨んでいたつもりも、見下していたつもりもなかったんですけど、そういう表情をしてしまっていたようです。私の目つきがすごく怖かったんじゃないでしょうか……。自分ではそういうつもりもなかったのですが、鬼のような顔をしていたんだと思います」
当時、自分を過大評価し、さまざまな暴言を吐き周りを傷つけ、結果、家族や財産をなくしてしまうことに。
「なんでもできると思っちゃうんですね。事業を大きく展開しようとしてしまって、それが現実は読みが浅かったり。必ず人と喧嘩になってしまうし。普通にお付き合いしていれば、お互いにうまくやり合えるんでしょうけど、何をやってもその方の嫌なところに言いがかりを付けてしまって、お仕事がうまくいかなくなったり。
社会的にうまくやっていけなかったです。トラブルばかり起こしてしまっていました……。『週刊女性』さんでもいっぱい報道していただきましたけど(苦笑)」