出前を続けていくのも難しいのでは……

「昨年4月に新型コロナウイルスで“緊急事態宣言”が発令されたことを受けて、4月16日から5月7日まで営業を自粛しました。営業再開後は、入店するお客さんの数を制限したり、営業時間を短縮していて、以前より明らかに客足が減っているように見えました」(同・近隣の店舗スタッフ)

『カリーアップ』の2店舗が営業できなくなったのも、コロナの影響が大きかったようだ。

 中目黒店も、昨年の緊急事態宣言を受けてお店を閉めることになった。

『カリーアップ』中目黒店は真っ暗で人の出入りはない
『カリーアップ』中目黒店は真っ暗で人の出入りはない
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1か月間、営業を自粛していました。自粛明けはお客さんの数が減っていましたね。結局、1月17日をもって閉店。今後は、ウーバーイーツを中心にやっていくようですが、スタッフの間では“出前を続けていくのも難しいのでは?”という声があがっています」(『カリーアップ』関係者)

 新宿店は、駅の商業施設『ルミネ』の中に入っているため、ビルの自粛要請に従わざるをえなかった。

ルミネは、緊急事態宣言が解除されるまで1か月臨時休館になりました。休業中もテナント料を負担しなければならなかったので、NIGOさんのお店にとってはかなり痛手だったといいます。ルミネに入っているほかの飲食店の中には、コロナの影響で閉店したお店もあったので、“あのお店もそうなのかな?”とウワサになっていました」(近隣の店舗スタッフ)

 夫のお店が次々に閉まっていくのを見て、牧瀬の脳裏には“悪夢”がよぎったようだ。

10年前に、NIGOさんの会社が負債を抱えたときのことを思い出しているのでしょう。当時は、夫婦で住んでいた都内の豪邸と衣装部屋として使っていた六本木ヒルズのペントハウスを手放すことになりました。彼女は生活が一転したことに戸惑っていたので、もうあのときのような思いをしたくないのでしょう」(牧瀬の知人)

 プロデュースする飲食店が相次いで閉店したのは、コロナが原因だったのだろうか。牧瀬の所属事務所に問い合わせると、

「コロナが原因ではありません。閉店ではなく、次の事業を始めるための準備として一時的に閉めたと聞いています」

 どうやら今回は、牧瀬が心配するような2度目の“悪夢”を見る可能性は低いようだ。

NIGOさんは、昨年6月にルイ・ヴィトンともコラボしています。本業であるデザイナーの仕事が順調なので、今回の飲食店の閉店は、夫婦の生活にはそこまで影響しないと思いますよ」(前出・牧瀬の知人)

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