井上の母は大声でA子さんを叱責した

契約書の内容は、拓真さんに都合のいいことばかり。違反した場合は300万円を支払うという項目までありました。Aさんが困惑していると、“何でもサインするって言ったじゃん”と迫ったそうです。すると拓真さんは母親に電話をかけて、Aさんが代わると“慰謝料を取らないであげるんだし、今日だって会わせてあげてるのに!”と一方的にまくしたてられたそうです」(同・知人)

 ところが、Aさんが弁護士を立てると言うと態度が軟化。金額を抜いた契約書に作り直すのでサインしてほしいと言い、数日後、拓真の母親が直々に契約書を持ってAさん宅を訪問してきたのだ。

Aさんはじっくりと考えた末、サインはしないと伝えると、拓真さんの母親は大声で彼女を叱責したそうです。息子の非は一切認めず、Aさんだけが悪いというのです。最後には“こっちも対応させてもらいます”と捨てゼリフを吐いて帰っていったそうです」(同・知人)

Aさんは‘20年8月下旬から軽井沢で行われたボクシング合宿にも同行し、関係を重ねていた

 拓真を信じてすべてをなげうったAさんは、ぬぐい去ることのできない記憶に現在も苦しんでいる。