「眞子さまが1歳のころに、紀子さまに子ども用の手話の絵本『てことばの本』をプレゼントさせていただきました。“わかりやすくて子どもも喜びます”とおっしゃっていただきました。子育てにも積極的に手話を取り入れていたようで、家庭内での会話の中でも使いながら、手話に自然と慣れ親しむように努力されていたそうです。今では、公式の場で眞子さまと佳子さまが手話を使いこなされていますが、当初は紀子さまが教えていらっしゃったのでしょう」(井崎さん)
政府や自治体の記者会見で、手話通訳がつくことも増えたが、それは秋篠宮家の方々が尽力された賜物でもあるのだ。
お母さまから受け継がれていたのは手話だけではなく、“お召し物”についても─。
「眞子さまが'16年のパラグアイ訪問時、大統領とお会いしたときの着物の“帯”は、創業100年を超える老舗の織元『紫鉱』の一品なのですが、もともとは紀子さまが以前使われていたものだったとか。'17年に眞子さまがブータンを公式訪問された際にお召しになった民族衣装の『キラ』は、ご両親が'97年に同国を訪れたときに、紀子さまへ贈られたものでした。紀子さまが長年愛用されている『レリアン』という老舗婦人服ブランドの洋服も、眞子さまはたびたびお召しになられていますよ」(前出・秋篠宮家関係者)
今秋に結婚式が行われるのであれば、眞子さまは紀子さまから譲り受けたお召し物を着られる可能性は高い。
「'05年に結婚式を行われた黒田清子さんは、披露宴で美智子さまの貝桶文様の着物を手直ししたものを着られていました。倹約を意識されている皇族の方々は、1つの洋服をアレンジしながらお召しになることが多いのです。ただ、結婚式でお母さまの服を着られるのは“今までの感謝を込めて”という意味合いも当然含まれています。
'18年に婚約延期が発表されてからというもの、母娘関係が悪化した時期があったと聞きます。しかし、眞子さまが紀子さまの着物や洋服を結婚式でお召しになれば、皇族としての“最後の親孝行”ができるのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)