眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております

 2月23日、61歳のお誕生日を迎えられた天皇陛下。同日には、事前に臨まれた記者会見の内容が公となった。

陛下に対し、前代未聞の質問内容

「会見では、眞子さまのご結婚についても問われました。テレビ局や新聞社が所属する『宮内記者会』が会見の1か月ほど前に全部で5つの質問を宮内庁に提出していました。ただ、皇室のトップである陛下に対し、ほかの家の長女である眞子さまの結婚について質問すること自体、前代未聞だったと言えます」(皇室担当記者)

 この質問が盛り込まれた背景には、昨年11月に眞子さまが公表された“お気持ち文書”が大きく影響している。

「文書には、小室さんとの結婚に対するお気持ちが強い表現で綴られていました。その中に《天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっている》と記されていたため、宮内記者会としても陛下の誕生日会見で質問せざるを得ない状況になったのです」(同・前)

眞子さまの結婚問題に何を語られるのか……」と注目が集まる中、陛下は冒頭のようなおことばを述べられた。宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんは、陛下のご回答について次のような見解を示す。

眞子内親王殿下は、陛下の子どもや孫という“直系”ではありませんので、遠慮はあると思います。また、皇室全体の問題とも言えますが、やはり秋篠宮家の問題であることは間違いなく、当主である秋篠宮殿下のお考えを尊重したいということもあるでしょう。結果、秋篠宮殿下のおことばを引用したご回答をされたのだと思います

 紀子さまは、昨年9月のお誕生日に際し《長女の気持ちをできる限り尊重したい》と文書で綴られ、続く11月には秋篠宮さまが記者会見で「結婚することを認める」と述べられた。