告白はメーガン妃に
メリットだらけ
現在、2人には王室からの経済的支援が行われていないだけに、高額な謝礼が目的だったのかと思いきや……。
「ヘンリー夫妻は今回、謝礼を受け取っていないそうです。メーガン妃は日本でもリメークされた人気ドラマ『SUITS』シリーズだけで6億円を稼ぎ、かなりの資産を築いています。ヘンリー王子も30歳の誕生日に、母のダイアナ元妃の遺産から約15億円受け取っています。お金欲しさに王室のスキャンダルを売っていれば、いま以上に批判されていたことでしょう」(前出・テレビ局報道部記者)
インタビューに応じた狙いについて前出の小原さんは、
「海外ではBLM(“黒人の命は大切だ”を意味するブラック・ライヴズ・マターの略)運動の動きもあり、メーガン妃が弱い立場の人々の支持を得る絶好の時期だったと思います。実際、セレブ友達でもあるビヨンセらも彼女の勇気ある告白に賛辞を送りました。王室から離脱したこともあり、アンチも多いメーガン妃にはメリットが多かったと思われます」
と解釈。続けて、今後の動きをこう予想する。
「メーガン妃は英米のメディアによる批評、英国の国民感情、王室の出方などをじっくりと見ていると思います。その展開次第ですが、今回の告白により弱者とされる人々の心をつかんだことで活動の幅が広がったので、これをステップに講演会や執筆などの活動に重きを置く可能性は十分に考えられます」(小原さん)
しかし日本でのSNSやネット上のコメントでは、メーガン妃の今回の言動に対して否定的な意見が目立つ。日本でも眞子さまと小室圭さんの結婚に対してバッシングが相次いでいるが、双方のケースには共通点があるという。
「一般人からすると、王室や皇室は世離れした雅やかで高貴な世界であってほしいという願望があります。また豪華な暮らしが税金で補われていることもあり、清潔で優秀で地に足のついた堅実な人間像を求める人も多い。
チャラい雰囲気の写真が流出したり、母親の金銭トラブルが報じられた小室さんのバッシングが尾を引いているのに近いものがありますよね。そのため、メーガン妃へのバッシングもネット上では当分続くでしょう」(小原さん)
ヘンリー夫妻が考える“第2の奇策”が、英国王室をいい方向へ変えるきっかけになってほしい─。