「3人そろいました!」
高ぶった声で挨拶したのはファンキー加藤。3月11日に放送された『音楽の日』(TBS系)でFUNKY MONKEY BABYSが“1夜限りの復活”を果たしたのだ。
「'13年に解散した彼らにとって、約8年ぶりのステージ。ヒット曲『あとひとつ』の歌唱時は瞬間最高視聴率14・2%をマークしましたから、ファンは待ち望んでいたんですね」(テレビ誌ライター)
東日本大震災から10年という節目で、宮城から歌声を届けた。そのわずか4日後の3月15日、彼らは活動再開を発表。えっ、“1夜限り”だったんじゃ……?
「解散はDJケミカルさんが家業のお寺を継ぐことが理由でしたから、加藤さんとモン吉さんの2人で再始動します。『FUNKY MONKEY BΛBY'S』と表記が変わりましたが、読み方は変わりません」(音楽ライター)
「ソロじゃなくやっぱり一緒に」
復活について、加藤は公式ホームページで、
《心の奥のほうにずっと仕舞い込んでいた大切な思い出が、3月11日に解き放たれて、現在進行形の強い想いとなりました。もう隠しません》
と、番組のリハーサルを重ねる中で気持ちを再確認したと説明。しかし、あまりに話が早すぎる。
急転直下の再始動について加藤の知人男性はこう話す。
「音楽業界の関係者から再結成の誘いはたまに来てたようだけど、ずっと否定してましたよ。周りに“やらないの?”と聞かれても“絶対ない”と答えてましたから」
そんな彼の考えを変えたのが、番組出演後の反響だった。
「そもそも17年前、ソロ活動をしていた加藤くんとモン吉くんがそれぞれの活動で行き詰まり、“なにか新しいことを”と考え結成したのがファンモン。11日の放送後の反響が予想以上に大きく、“ソロじゃなく、やっぱり一緒に……”と考え直したんじゃないかな」(同・加藤の知人)
東京ドームでライブを行うほど人気を集めていた当時を思い出したのかもしれない。
「'13年の解散後、加藤さんとモン吉さんはソロとして活動していましたが、グループ活動時のような結果を残せたとは言えません。加藤さんは'16年にダブル不倫のスキャンダルを起こしていて、イメージを一新したいはず。“応援ソング”が得意なのに、騒動の影響で説得力がなくなっていましたから、焦りもあったのでは」(スポーツ紙記者)
活動再開の理由について所属事務所に問い合わせると、
「メンバーたちが語っていることがすべてです」
待っていたファンに対し“あとひとつ”説明がほしいところだが……彼らが今後、どんな曲を届けてくれるのかに期待したい!