UNHCRに問い合わせてみたところ……
その才能はバラエティーでも光るものがあった。夏目三久の後任で2016年から1年間『マツコ&有吉の怒り新党』に出演。有吉弘行、マツコ・デラックスを相手に存在感を放っていた。しかし、女性アナウンサーとして華々しい活躍をするかたわら、彼女の本心は別のところにあったようで、
「彼女は学生時代から海外のNGOで活動するなど国際情勢に興味があったので、入社当時から報道のような国際的なキャリアを積める部署を強く志望していたんです。でも彼女が担当する仕事はスポーツやバラエティーと、報道の最前線の仕事とはほど遠いものでした」(制作会社関係者)
2017年には退職理由について、ブログで以下のように綴っていた。
《『声なき声に光を当てたい』と、飛び込んだメディアの仕事でしたが、 もっと現場に近いところで、私にできることがあるのではないか、と。語学や国際感覚、コミュニケーションの力を使って、国際社会に貢献したい。大げさですが、そういった使命感のようなものを抱いてきました。より国際開発・国際情勢への知見を深め、キャリアに繋げるために、大学院進学を決断しました》
大学院進学後は学士課程で経済学を専攻した後、修士号を取得。前述の通り、現在はUNHCRで働いているという。
「仕事ぶりや人柄が謙虚だと評判です。本人はSNSなどで発信することもなく、もう“表舞台”にはあまり興味がないそうですよ」
UNHCRに青山さんが本当に在籍しているのか尋ねてみたところ、
「はい、勤めております」
との回答が。第二の人生は現場の最前線にあるようだ。