女性で史上初の「究極のサマディ(悟り)」に達したインド政府公認のシッダーマスター=ヒマラヤ大聖者、ヨグマタ相川圭子さん。ヒマラヤ秘境での厳しい修行を越え、究極の真理を悟ったヨグマタ=宇宙の母さんに、読者の悩みを相談。辛酸なめ子さんが感性あふれるイラストとともに、解決へとみちびきます。
*今週のお悩み
子どものいない夫婦ですが、主人は還暦を過ぎ、私は50代半ばになりました。終活には少し早い気がしますが、死にさいするさまざまな手続きを含め、誰に託せばいいか、人生をどう締めくくればいいか、時折不安になります。さりげなく夫にも相談しましたが、スルーされてしまい、悲しくなってしまいました。こんな心の不安について、また、これからの日々をどのように過ごせばよいか、ご教示ください。(55歳・PR/東京都)
不安は袋につめて遠くに飛ばして
人間には必ず死が訪れることは誰もがわかっていることですが、相談者は年を重ねて、そのことに実感がわいてきたのだと思います。
お子さんのいないご夫妻であれば、死にさいするさまざまなことを夫と話し合いたい気持ちもわかります。相談をしても、夫が無関心なのは、誰も味方になってくれない、あなたの人生を親身になって考えてくれないという気持ちになって、落胆するのはわかります。心細いですよね。
もう少し詳しくお話を伺わないとはっきりとは言えませんが、これまで、夫に「(話を)聞いて、聞いて!」という依存の波動を出してはいませんでしたか? エゴが強かった、と思い当たるふしはないでしょうか。結婚前ほど話を聞いてくれないと思っているなら、それはあなたにも原因があるかもしれません。
もしも心当たりがあるようなら、まずはそれを変えて、相手がホッとする波動を出していくといいですね。感謝とご苦労様ですという労いと。
このコーナーでこれまでもお伝えしていますが、人間関係はすべて鏡。あなたの波動が相手に伝わり、相手の波動もあなたに伝わります。互いによい波動が送り合えるようになれば、関係性はよりよく変化します。
「死」についての漠然とした不安もあると思いますが、大丈夫ですよ。これからの人生で、夫はもちろん、周りの人たちにたくさんの愛を捧げる、与えるエネルギーを身につければ、人生は豊かになります。
まずは夫との対話が復活できるように、優しく穏やかな波動を送ってあげてください。それでも、対話するまでに時間がかかって不安なら、謙虚な気持ちで自分と向き合い、次のことをしてみてください。
(1)静かに目をつむり、浮かんでくる不安を心の中で袋に入れます。
(2)2、3回深呼吸をして、その袋を遠くに飛ばします。そして、不安の詰まった袋が溶けて消える姿をイメージします。
(3)心に錨がついているとイメージして、自分の心の奥深くにある揺るがない存在を意識します。
高次元の存在である自分を信じることで、不安は解消されます。落ち着いた心で夫と人生を語り合えますように。
ヨグマタ相川圭子さん……世界にたった2人しかいないヒマラヤ大聖者。女性史上初「究極のサマディ(悟り)」に達した日本人女性で、仏教やキリスト教の源流である5千年の伝統をもつヒマラヤ秘教の正統な継承者。2016年6月・10月、2017年5月に国連本部に主賓として招かれ平和のスピーチを行う。インドを中心にチャリティー活動を行うとともに、日本をはじめ世界各国を回り、真の生き方と瞑想の指導を行っている。著書は累計90万部。飾らないおしゃべりが人気のインターFM897「ヒマラヤンVOICE〜聞く瞑想タイム〜」も好評レギュラー出演中。
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辛酸なめ子……東京都生まれ。女子学院中学校・高等学校を経て、武蔵野美術大学短大卒。漫画家・コラムニストとして活躍。『渡る世間は罠だらけ』など著書多数。最新刊に『女子校礼讃』(中央公論新社)。Twitter:godblessnameko
《構成/池野佐和子》