2014年8月には『るろうに剣心 京都大火編』を公開。興行収入52.2億円のヒットとなった。
その公開の最中に、3年ぶりの写真集『ALTERNATIVE』とDVD『たけてれ Vol.1』の発売記念イベントを開催し、「まだやりたいことが600個くらいあります」と意気込んだ。
2015年4月からはTBS系連続ドラマ『天皇の料理番』に主演。役作りでなんと「中学の野球部以来」という丸刈りに。
その4月に行われたロッテアイス「爽」のCM発表会では「これでも伸びたんですよ」としきりに照れていた。
デビュー10周年を迎えた2016年9月には南米ボリビアのウユニ塩湖で撮影した写真集+DVDブック『Ⅹ(ten)』を発売。
東京・新丸ビルで開催した記念写真展の初日イベントでは、ウユニ塩湖に感動しきりで「あそこで結婚式ができればいいのに。ウェディングドレスとスーツでビシッと決めたらステキじゃないですか」と結婚願望も炸裂!?
熊本は『剣心』の撮影で訪れた思い入れの強い土地。それもあって、2016年4月の熊本地震は痛ましい出来事であり、健は長きにわたって被災地を支援していくことを心に決めている。その一環として2017年4月に発売した書籍『るろうにほん 熊本へ』の売上の一部を自治体に寄付。
同書の発売記念会見では、「観光客減少が悩みだと聞いた。自分に何ができるかと思い、出させてもらった。正しい情報を伝えて、ステキな場所や景色、食べ物を紹介することで皆さんが足を運ぶきっかけになれば」。
2018年には健の1ページに新たな当たり役が加わった。NHK朝ドラ『半分、青い。』の萩尾律役だ。朝ドラでは珍しいバブル時代を描いた作品で、視聴者にはもどかしい思いを抱かせながらも、最後はヒロイン鈴愛と結ばれる律。鈴愛役の永野芽郁と織りなしたみずみずしい演技は今なお高い評価を得ている。フォトブック「佐藤健 in 半分、青い。」と「2019年カレンダー」の発売を記念した写真展では10か月の撮影を振り返り「長ければ長いほど思い入れが強くなって、終わった時は寂しかった」。
『半分、青い。』では青年期から中年期までを演じるという難しいミッションに見事に応えて見せた健。いまや、人気と実力を兼ね備えた国民的俳優である。さらにYouTubeという新分野にも果敢に挑戦し、芸能人トップクラスの成果を上げている。今後も健の一挙手一投足から目が離せない。