撮影中、ずっと見つめていた相手
今作ほど女性キャストの多い現場を経験したことがなかったという。ヒロイン・夢子の親友で頼りないクラスメートの鈴井涼太を演じる高杉真宙の姿を見つけたときはうれしかったそう。
「共演者の中では、真宙くんといちばん話したと思います。ただ、共演シーンがあまりなくて。同じシーンに出ても距離があったり。そういうときは、ずっと真宙くんを見てました。役柄だからじゃないと思うんですが、ずっとキョロキョロしてて。面白いな、かわいいなって(笑)。たまに目が合うんですよ。そんなときは、うなずきあったりして」
劇中、ギャンブルに必要なものとして“駆け引き”“読唇術”“勝負強さ”“決断力”という言葉が出てくる。いちばん、自信があるものを聞くと、
「駆け引きですね。僕、ジャニーズWESTのライブの構成や演出を担当することがあって。そういうとき、ライブ監督やスタッフさんに自分が思っている100に50をプラスしてお願いするんです。そうすると、100か120のものを作ることができる。
プライベートでも最終的に僕のリクエストが通っていることが多い。なんでかわからんけど、うまいこと言ってるんでしょうね(笑)。自信がないのは決断力かな。意外と迷う。映画みたいに生死をかけてなんて言われたら、どうしよう、どうしようって迷いまくると思います(笑)」
銀髪ロングの視鬼神真玄がお気に入り
映画に入る前に出演したドラマで肩にかかるくらいの金髪やったんです。その流れでこの作品に入って、2回ブリーチして銀髪にしました。この髪型だからこそ、不気味さが出て、視鬼神になれたというのはありますね。
ただ、初めて髪が傷みすぎて切れるという経験をしました。それも勲章やな、と思ってますけど。こんなロン毛の姿を映像に残せるってありがたい。次は黒髪でこの長さも経験してみたいですね。そうすると、いま出演しているゲームバラエティー番組『VS魂』向きではないなとも思って。そこが悩みどころです。
ジャニーズWESTのメンバー
誰かひとりと組んで勝負するなら?
重岡(大毅)かな。なんか、ツキを持っていそう。ギャンブルって最終的にそこだと思うので。重岡とだと、めちゃくちゃ大勝ちするか、大負けするかどっちかやと思う。でも、そのほうが面白くないですか? 同じ攻めのふたりで勝負したら楽しいんじゃないかな。(劇中の)生徒会室にいそうなんは、ビジュアル的にいえば小瀧(望)。あと、(中間)淳太も。淳太はお坊ちゃんキャラやからこそ、ギャンブルに負けて(学園で最下層の)家畜になってそう(笑)。
待ち時間にみせた“男気”
撮影の待ち時間に真宙くんと松田るかちゃん、スタッフやマネージャーさんとジュースをかけた男気ジャンケン(勝った人が全員分を負担する)をして。最後に僕とるかちゃんが残ったんです。まさかのるかちゃんが勝ってしまって、一瞬、その場が気まずい雰囲気になって。その空気に耐えかねて「僕が払うから!」って言ったら、めちゃめちゃヒーロー扱いされましたね(笑)。
『映画 賭ケグルイ
絶体絶命ロシアンルーレット』
4月29日TOHOシネマズ 日比谷 ほか全国ロードショー 配給:ギャガ
(C)河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX (C)2021 「映画 賭ケグルイ2」製作委員会