目次
Page 1
ー 《落とした候補生で荒稼ぎするのは流石にない》

 3月21日、timeleszの新体制初となるアルバム『FAM』が6月11日にリリースされることが発表された。だが、その収録内容が波紋を呼んでいる。

 同作は「家族」をコンセプトに据えた、timelesz新体制初のオリジナルアルバム。5次審査曲や新曲『ワンアンドオンリー』のMVなどバラエティ豊かに盛り込まれているが、話題を呼んでいるのが、初回限定盤Bだという。

「プレスリリースによれば、《初回限定盤Bには『timelesz project』最終審査のビハインド映像を大ボリュームで収録》と記されています。この『ビハインド』は、タイプロ本編では描かれていない、別角度からとらえたドキュメンタリー。メイキングやバックステージの様子を収めた貴重な映像ですが、その最終審査の模様もおさめられるというのです」(芸能ジャーナリスト)

 ファンにとってはうれしい特典のように思えるが、実はその映像には、現メンバーとして選ばれなかった落選者も映り込んでいる可能性があるというのだ。

《落とした候補生で荒稼ぎするのは流石にない》

 そんな元候補生を推していたファンの間からは、

《やっと気持ちが落ち着いてきたところだったのにどんな気持ちで見ればいいかわからない》
《落とした候補生で荒稼ぎするのは流石にない》
timeleszって本当に汚いグループ 恥ずかしくないのかな》
《候補生やその人達を推してる人へのリスペクトがなさすぎでは?》

 と批判的な声が上がった。一方で、

オーディション映像はタイムレス側に権利あんだから、当たり前じゃん そういう契約でオーディションに参加してるんだよ それとも脱落者全員、モザイク処理でもしたら満足なの?》
《Behindが特典に入ってることを怒ってる人、それはさすがにお門違い》

 といった反論もあり、意見が割れている。

 元候補生ファンからすると、「選ばれなかった子たちが頑張っている姿を、新体制グループの宣伝に使うのは不適切」という主張のようだ。芸能プロ関係者はこう話す。

「今回カメラがとらえた映像はオーディションが始まる前に全候補生が使用されることを了承済みのものでしょう。ただ落選した候補生たちにアルバム収録の事前告知があったかは不明です。

 タレントの卵とのやり取りではありがちですが、現場では明文化されず、『将来的に映像が活用される可能性がある』という、ぼんやりした説明だったのでは。それでもオーディション番組に参加する時点で、映像使用権はプロダクション側にあるのが業界の常識です」

 新生timeleszからこぼれ落ちた候補生のファンの心情をとるか、それともビジネスか……。