《在庫切れ続出で予約困難レベルらしい》
3月12日発売の雑誌『anan』が発売前から大反響を呼んでいる。発行元のマガジンハウス営業部は公式Xでネット書店での完売を報告し、うれしい悲鳴を上げた。
菊池風磨はケンティーへのコンプレックスが……
表紙を飾った“新生timelesz”とはNetflixが配信するオーディション番組『timelesz project(以下、タイプロ)』から生まれた8人だ。アイドルに興味のない読者の耳にも届いたであろうタイプロ。その魅力とは何なのだろうか。
「あの事務所がメンバーを一般公募するという斬新さにまず驚きました。懸命にグループの形を探す必死さ、崖っぷち感……初めは冷やかしで見ていたのに、いつしかハマっていたのは今まで知らなかったオリジナルメンバーの内面を垣間見たせいかも。“俺は死ぬほど売れたい”と本音むき出しの菊池風磨、“ぬるいんだよな”と厳しい佐藤勝利。松島聡の包み込むような優しさに沼る業界人も多かったです」(テレビ誌ライター、以下同)
応募者の成長も見どころだ。
「ダメ出しに食らいつく彼らの必死さに心打たれ、顔と名前を覚え始めたら、もう好きでした(笑)。途中参入した俳優部2人のスキルの高さや人間力、ふだんは冷徹なのに不合格シーンでは男泣きをかますギャップ萌えダンストレーナーのNOSUKEさんなど、尊死級キャラがそろい踏み。多くの女子が最終回を迎えてから何周もおかわりしています」
と、どのメンバーも相当魅力的なようだが、実際の人気は?タイプロ事情に詳しい芸能ジャーナリストの津田春子さんに話を聞いた。
「現在、俳優部出身の寺西拓人が“国民の元カレ”と呼ばれ話題ですが、人気の面でも他の新メンバーから頭ひとつ抜けている印象。同じく俳優部出身の原嘉孝も古参ファンに加え新規ファンもついたように見えます。メンバーのインスタライブでの発言によると、猪俣周杜は10代~20代に人気、橋本将生は30代、篠塚大輝はマダムに人気だそう。もとから人気の寺西、原に加え、5次審査、勝利チームで活躍した猪俣の加入は妥当だと思います。加入の際に賛否があったのは、橋本と篠塚でしょうか」
津田さんによると、他にも目立った候補生がいたそう。
「審査の前半で1位だった山根航海と、後半で圧倒的な1位だった浜川路己です。実際、1位の実力でしたし、松島は山根に、佐藤は浜川にそれぞれ目をかけているように見えた。実際の視聴者人気は浜川と西山智樹、本多大夢の猫目3兄弟と鈴木凌、ジェシーも推した前田大輔あたりでしょうか。
橋本と篠塚は菊池のゴリ推しでは……と勘繰ってしまいます。かつて“SixTONESに入りたい”と公言していた菊池らしい、男っぽいオラオラ系グループを目指した人選ですよね。あと、ケンティー(中島健人)みがあるキラキラ候補生は躊躇なく落とされたので、菊池は彼へのコンプレックスが強かったのでは」(津田さん、以下同)
運営側にはこんな思惑も?
「寺西と原の登場はファンを増やすことだけが目的で、メンバー入りはしない筋書きかと見ていました。2人の人気が出すぎて、選ばれた候補生の顔ぶれが少し弱かったから加入させた気がしますね」
大人の事情はさておいて、美しき男たちがぶつかり合うタイプロ沼にいざダイブ!
取材・文/山部和歌子