SNSの収拾がつかない、家事のバランスに
――おふたりが解消したい“もやもや”は?
芳根 SNSのほどよい使い方を模索しています。投稿がそのまま伝わるとは限らないし、100人いたらできるだけ多くの人に自分の気持ちを伝えるには、どうすればいいだろうと。
手軽だからこその重みを感じていて、考えることにも疲れてしまって更新をしなくなったこともありました。10代からブログ、ツイッター、インスタグラムと何にでも手を出していたので収拾がつかなくなっていて、何がいちばん適しているのか絶賛もやもや中です。
永作 私はごはんは、こんなに食べる必要あるのかなって。おうち時間が増えているだけじゃなくて、日常的にこんなに食事を作らなくちゃいけないのかと思っています。
芳根 ご一緒していてすごいなと思います。ハードなスケジュールで仕事をして、おうちに帰ったらお母さんをされている。話を聞くだけで、私は結婚には適してないと思うくらい。毎日お忙しいのに、お茶を持ってきてくださる心遣いにキュンとします!
永作 気になることはやりたいし、みんないろんなことをしていると思います。ただ、こんなにやる必要があるのか、と。家事を含めて会社やみなさんの身の回りにも“半径5メートル”みたいな境界線があって模索している。
解消法? 一から考えるしかないですよね。例えば、家のスペースは決まっているので、入らないものは処分するとか。食べられる量も決まっていると思うけど、出したら食べちゃう。ほかの料理にも時間がかかるわけで、そのバランスにもやもやしています。
――女性週刊誌に対して思うことは?
芳根 ドラマをやるにあたって週刊誌を読む機会が増え、じっくり読むようになって印象がすごく変わりました。
これまでの週刊誌のイメージは、1折(芸能や事件のニュース担当)でしたが、風未香と宝子が在籍する2折(料理、実用、企画担当)をドラマで追体験して、こういうふうにやっているのかなとか想像が膨らみ、新しい発見ができるようになりました。
永作 私も女性週刊誌を読むようになりました。(ドラマがきっかけで)他人事じゃなくなっているところがあって(笑)。
1折はひとりで(ニュースを)追っていく孤独感が強かったけど、2折はアットホームで楽しい印象に変わりました。いろいろ可能性がある媒体として、どこまでどう作るのか。どうにでもやりようがあるんだなと思いました。
――役どころやドラマの魅力を。
芳根 私も、風未香みたいにどんなことにも“なんで?”と気になるので、私自身が風未香だと思いました。新しい道を切り開いてくれる宝子さんと出会ってワクワクしている風未香を純粋に楽しもうと思います。
永作 脚本を読んで、こんにゃく作りやおでんを一から作るの? と思いましたが、そこが面白いと思っています。おでんだけでなく、通常ならすっ飛ばしていることでも一から突き詰めてやっている作品にやりがいを感じています。
お茶だけじゃない
下着&マスクの気遣い
永作はお茶以外にもストレスフリーのインナーパンツとマスクをプレゼントした。
芳根「はき心地がよくて、男性も絶賛ですよ。男性スタッフが“やっといいパンツに出会えた”って(笑)」
永作「私も人に紹介されて使っています。しめつけ感がなくて血流がよくなるので、疲れている人を見るとあげたくなっちゃう」
芳根「いろいろ気遣ってもらい、マスクもいただきました」
永作「肌荒れしていると聞いたので。呼吸がしやすく、肌にも刺激が少ないものです」
芳根「たくさん(種類が)ありすぎてわからなくなっていたので、いいものを教えていただきありがとうございます。毎日、愛用しています!」
(永作博美)ヘアメイク/奥川哲也(dynamic)、スタイリスト/鈴木えりこ