ただ、そのことが理由で小室家の調査が不完全になったわけではありません。皇室に入る方々は『皇室会議』を経るため、かなり詳細な調査が行われますが、民間に嫁がれる女性皇族のお相手は最低限の調査になることが多い。
さらに、秋篠宮さまのスタンスとして、眞子さまが選んだお相手を調べるという行為を嫌われています。もし、宮内庁が勝手に動けば、殿下との信頼関係が揺らぎかねない状況だったので、小室家の近所に“何かトラブルはないか”と尋ねる程度に留めたそうなのです」(秋篠宮家関係者)
金銭トラブルが発覚する前から、小室家にまつわる“不審”な情報はいくつか報じられたが、殿下が沈黙を守っておられたのは、そういった背景があったからだろう。
しかし、「ここにきて宮内庁内で動きがある」と明かすのは、冒頭の皇嗣職関係者だ。
「宮内庁の上層部では“小室家を徹底的に調べる”と、水面下で動き出しているというのです。これは秋篠宮さまのご意向によるものでしょう。
昨年11月のお誕生日会見で秋篠宮さまは“結婚を認める”と発言された以上、早ければ今秋に眞子さまが降嫁される可能性もあります。
だからこそ、結婚を間近に控えるこのタイミングで、ネガティブな事実が存在していないかどうか、小室さん母子への“身体検査”を行おうと殿下はお考えなのだと思います。これ以上、小室家に問題がある場合“結婚を止める”といった選択肢もありうるでしょう」(同・皇嗣職関係者)
秋篠宮さまが懸念されるという小室家の数々の“疑念”とは、いったい何なのか?
親族の連続自殺
「1つには、小室さんの父親である敏勝さんと、そのご両親が次々と自ら命を絶っている点が挙げられます。'02年に敏勝さん、その1週間後に敏勝さんの父の善吉さん、その1年後には敏勝さんの母親も自ら命を絶ってしまったそうです。これだけ立て続けに自殺が起こった背景に何があったのか、訝しむのは当然だと思います」(同・前)
神奈川県藤沢市内の寺院に敏勝さんら3人が眠るお墓がある。小室さんの父親はどんな人だったのか。
「横浜市役所に勤めていた敏勝さんは、とても穏やかで自分の意見を主張するような方ではありませんでした。佳代さんの言うことを“そうだね”と、優しく肯定する人で、例えば外食する際に佳代さんが家族3人分のメニューを勝手に頼んでも、特に何も言わずに召し上がっていました。圭くんが『国立音楽大学附属小学校』の進学にあたって国立市に引っ越した後も、職場まで片道1時間半もかけて、毎日休まずに通勤していましたよ」(敏勝さんの知人)
家族のために必死だった敏勝さんのストレスがたまってしまった原因は、佳代さんが引き起こした揉めごとだった。