百音とまさかの関係に!? 注目キャラインタビュー 坂口健太郎
ドライで無愛想な医師を熱演中「片思い、萌えます」
「映像として仕上がりを見たときは、すごく美しいなと思いました。それは宮城のロケ地の風景というのもあるし、清原果耶ちゃんが持っている清らかさがこの作品と画にすごくマッチしていて。それが、とてもいい意味で掛け算になったというか、見ていてそんな感覚になりました」
『とと姉ちゃん』以来、5年ぶり2度目の朝ドラ出演となった坂口健太郎。東京の大学病院に籍を置き、1週間ごとに登米の診療所にやって来る、ドライで無愛想な医師・菅波光太朗を熱演中だ。
「3週目くらいまで台本を読んだときは、“菅波ってこの人は何なんだ”って思いは僕もありました。でも、回を重ねるごとに、人と接するのが苦手で過去に何かを抱えた菅波が、百音と出会い、いろんなことに巻き込まれながらちょっとずつ変わっていく。その変化していく様を見てもらえたらうれしいです」
東京出身の坂口にとって、方言にこんな思いが。
「やっぱり可愛らしいなって思いますね。百音の使っている姿もそうですし、例えば、実家に帰ったら方言が出ちゃうとかいいじゃないですか。
僕、実家はあるんですが、宮城に帰るとかそういう故郷に戻るという感覚がないんですよ。だから帰省とか羨ましいなってときはあります」
物語序盤は百音とソリが合わなかった菅波だが、やがて明晰な頭脳を活かして気象予報の勉強を教えるようになり、その距離は近づいていくことに。はたして、恋愛に発展するのか?
「僕の主観で言いますと、ほかのラブストーリーとかを見てても、2人がくっつくよりも、片思いのままがいちばんいいんですよね。萌えるというか(笑)。
まだどうなるかわかりませんが、菅波としては寄り添うというか、ずっと近くで見守る存在でいられればいいかなと思います」
東北の思い出
「親戚が福島とか宮城とか東北に多いんです。だから、勝手に親近感みたいなものを抱いていました。今回は行けてないのですが、以前、別の作品で気仙沼を舞台に撮らせていただいたことがあって。いろいろ食べたんですが、ハーモニカ(メカジキの背びれ)が美味しかったです。あとサメのミュージアムにも行きました。マイナス30℃の部屋があったんですが、冬なのにそこにも入らせていただいて。あそこは本当に寒かったです(笑)」