小室圭さんの母・佳代さんが、

「いつ死んでもいいと思うこともありました」

 と、1年間密着取材を続けた『週刊文春WOMAN』に、これまでの報道につい苦しい心中を告白し、話題を集めている。

 インタビューでは、小室さんとはアメリカ留学後もほとんど連絡をとることがないと語っていたが、

小室圭さんが“マザコン”という噂がささやかれるなど、かなり距離の近い母子というイメージがあったので、ほとんど連絡を取っていないということは意外でした」

 と、ある芸能ジャーナリストは語る。

ミステリアスに拍車をかけた小室親子

 元婚約者との金銭トラブルなど、小室親子には多くの人が気になるエピソードが多数存在するが、それ以上に世間が知りたいのは、眞子さまとの結婚問題がどう進展していくのか、ということに尽きる。

 しかし、注目されるのはおふたりの結婚ではなく、小室さん親子の過去やトラブル、その人柄ばかりだ。なぜマスコミや世間は、こんなにも親子のことが気になってしまうのだろうか。あるテレビ関係者が言う。

眞子さまとの婚約会見以降、金銭トラブルが世に出てから、親子はずっと沈黙を貫いていました。その沈黙のせいで、小室さんはこんな人ではないか、お母さんはお金への執着がひどいのではないか、など、世間に“想像する余地”ができてしまった。そうなるとますます推理が進み、親子の本質を知らないまま、勝手な親子像を作ってしまったのではないでしょうか」

 また小室圭さんが、2010年度の神奈川県藤沢市の観光課が開催する、湘南江の島海の女王&海の王子コンテストで「海の王子」に選出されたり、わずか2年弱で大手銀行を退職。さらには母親の金銭トラブルだけでなく、身内に自殺で亡くなった人が3人もいることが発覚し、謎めいた人物像が浮き彫りになっていった。

 そんなミステリアス&スキャンダラスな親子に、もともと注目度の高い“皇室”という要素が、さらに拍車をかける。

「皇室って、一般人とはまったく違う世界にいるけれど、みんなで見守ってきた、とても愛着のある強い存在ですよね。眞子さまも佳子さまも愛子さまも悠仁さまも、生まれたときから成長を見てきただけに、国民は彼女たちの幸せを当然、願っています。だから小室圭さんに関しては、野次馬的におもしろがる一方で、“何してくれるんだ!”という怒りの意味合いもあり、さらに“気になる存在”になっていると思います」(前出・テレビ関係者)

 ついに今回、沈黙を破った形となった佳代さんのインタビュー。初めて本人の口から出た言葉に、世間は納得したのだろうか。

「いやいや。スッキリというより新たなミステリアスが追加された感じです。自分の心情を語っただけで、国民が納得することはなかったのではないでしょうか。このインタビュー自体が、どこまで真実に迫ったものなのか、それすらわかりません。結局、“気になる存在”には変わりありませんね。たとえ眞子さまと結婚されても、これまで日本の皇室にはなかった注目のさされかたをするのでは」(同前)

 それはまるで、海外の王室や大統領ファミリーのような興味の持たれ方だという。眞子さまは、それでも小室さんと結ばれることを望んでいるのだろうか。小室さん親子への不信感はなかなか消えないーー。

〈取材・文/渋谷恭太郎〉