6月下旬の昼下がり、閑静な住宅街にひとりの年配男性が、車から降り立った。Tシャツに短パンとラフな服装だが、屈強な胸筋と荷物を持つ際に盛り上がった腕の筋肉はまったく年齢を感じさせない。その男性は、藤竜也だ─。

 現在放送中のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』でヒロインの清原果耶を優しく見守る祖父役を演じている藤。

「孫に向けるクシャッとした笑顔は、視聴者の間でも“かわいい”と話題になっています。撮影現場では、清原さんや彼女の妹役の蒔田彩珠さんに優しく話しかけて、孫を見るようにニコニコしていますよ」(NHK関係者)

 プライベートでは、1968年に元女優の芦川いづみと結婚。夫婦になって50年たつが、妻への愛は変わらない。

毎晩、寝る前にふたりで向き合い、お休みの握手をするそうです。一緒に出かけるときも手をつなぐことを忘れず、今でも奥さんに惚れていることを公言していますよ」(テレビ局関係者)

 妻と同じくらい愛しているのが、地元の横浜だ。

「幼少期から横浜で育ち、仕事のため東京に住んだこともありましたが、10年ほど前から横浜市内の一軒家で奥さんと息子さんと一緒に暮らしていますよ」(芸能プロ関係者)

趣味は食べ歩きのサークル活動

 地元をこよなく愛する彼には、こんな趣味が。

家から中華街まで2km近くあるのですが、町内会の仲間4~5人と歩いて行っちゃうんです。10人ほどで中華街の名店を食べ歩く“チャイナタウン探検隊”というサークル活動もしているそう。気になったお店は感想をノートにまとめて、グルメファイルも作っているといいます」(同・芸能プロ関係者)

 住み慣れた町でどんな毎日を送っているのだろうか。自宅界隈で話を聞いてみると、

「ときどき、近くの商店街にふらっとひとりで来て“よっ、元気でやってる?”って声をかけてくれるよ。たくさんテレビに出てるけど、仕事の話はほとんどせず、全然気取らない。“気さくなおじいちゃん”という感じで、町のみんなから愛されてるね」(近隣住民)

 ただ、最近は“異変”が起きている。