新たなファンが増加、その理由にビックリ
デビューした47年前。当時の大学生だった3人が重なって見えるように感じるほど変わらない仲のよさ。それも、THE ALFEEの強みのひとつ。
高見沢「二十歳から変わっていないから、3年後の50周年を迎えても何も変わらないでしょうね。あとは、健康でいることを願うのみですよ」
坂崎「『メリーアン』とか『星空のディスタンス』をリリースしたときってテレビがメイン。ファンになってくれる方もテレビを見てとか、深夜放送のラジオを聴いてって人が多かったんです。
いまは、SNSとか動画サイトになっていますね。3人でNHK FMのラジオをやっているんですけど、“動画サイトを見てファンになりました”とお便りをくれる若い人がめちゃくちゃ多い。『ALFEE KITCHEN』を見てと」
高見沢「音楽じゃないのかよ」
坂崎「“高見沢さんが玉ねぎを切らずに丸ごと親子鍋に入れたところからファンになりました”とか(笑)」
高見沢「あれは、レシピどおりやってるの。玉ねぎを入れる、切るって書いてないから」
桜井「おまえのレシピどおりはすごいよ。卵を3個入れるっていうのも、卵を割らずにそのまま入れるから(笑)」
高見沢「割るとは書いてないから」
坂崎「そこからTHE ALFEEって音楽やっている人なんだ、ライブに行ってみたい、そういう若いファンの方々が増えてきて面白い現象だなと思っています。
こうやって、もっとALFEE沼に入ってきていただけるようになったらうれしいですね」
高見沢「今回の70枚目のシングル『The 2nd Life −第二の選択−』がオリコンのベスト10に入ったら、54作連続ベスト10入りの記録になります。僕らのグループは、曲が売れるか売れないかは歌う人の責任になりますから。桜井も気合が入っております」
坂崎「ぜひ! 桜井を男にしてあげてください!!(笑)」
桜井「責任者の桜井でございます。今回のシングルはボーナストラックが4種類の4形態出ておりますので、1枚でもいいんですけど、ぜひ4枚聴いていただけたらと思います。桜井からの最後のお願いです! よろしくお願いいたします(笑)」
残念ながら有観客での公演が中止になった今年の夏イベ。
これまでで忘れられない夏のライブは?
高見沢「やっぱりお台場の10万人コンサートかな。あれは、86年か。(当時、13号埋立地と呼ばれていた場所に)“TOKYO BAY-AREA(東京ベイエリア)”って名前を付けてね。そのとき、新曲の『ROCKDOM -風に吹かれて-』を初めて演奏したのに、最後のリフレイン部分をみんなが歌ってくれて。あの光景は、一生忘れないでしょうね」
坂崎「やっぱり、一番印象的なのは高見沢が言った東京ベイエリアでのコンサートかな。あと、その前年の横浜スリーデイズ。横浜スタジアムで3日間連続でライブをやって。最終日、お客さん入場のBGMを2時間くらい自分たちで演奏したんです。会場がお客さんでいっぱいになったときに、“じゃあ、また後で”ってステージ裏に引っ込んで。その20分か30分後に本編が始まる。最終日にやったので、もうくたくただった(笑)」
桜井「静岡の日本平でやったオールナイトライブは絶対忘れないですね。3時間のステージを3回、夜通しやったのは僕らだけでしょうね、きっと」
坂崎「夜7時から朝の6時までですから」
高見沢「坂崎って、朝方は寝てたよな。寝ながらギター弾いてた」
桜井「思い出せばいろいろあります。ライブ2日間とも雨に降られたとかね。これはシャワー浴びながらベース弾いて歌ってるのと一緒。指がふやけちゃって(笑)。あと風ね。坂崎は特にアコースティックだからギターの中に風が吹き込むと風で身体が持ってかれちゃう。もう外でやっちゃダメなんですよ。あのころは、まだ若さもあったけど、今みたいに36度とかならないから。今やったら、熱中症になっちゃうかもしれない」
70thシングル
『The 2nd Life -第二の選択-』
7月28日発売
通常盤、初回限定盤A、初回限定盤B、初回限定盤C
各1100円(税込み)
公式サイト https://www.universal-music.co.jp/the-alfee/