もうすぐ迎える40歳、どんな展望を?
8月22日には40歳を迎える。今後をどのように思い描いているのか?
「最近、腸活だの発酵だの、さんざん言ってるんですけど(笑)、自分に残された時間とつながっているような気もしていて。僕は結婚してないし、子どももいない。この40年間、“だいたいこのくらい生きるんじゃないかな”という尺度を自然と考えちゃっていたなと思うんです。
でも、例えば400年後の清水寺の建て替えのために今、木が植えられている。なんか、自分の人生を尺度で考えないというか、もっとレンジを広くしたいと思っていて」
体内環境を整えると朽ちていく菌の健気さについて触れ、
「だから年を重ねることはネガティブなことじゃなく、多分、若い人や周りを生かすというか。何かプラスの効果があることなんだと、僕は菌活をしてわかってきたんですよ」
“自分が自分が”を卒業し、周りに対して無償の愛を注いでいく存在でありたいと語る。
「これから年を重ねるということは発酵か腐敗か、どちらかしかない。人間は放っておくと腐敗するものだと僕は思うんですよ。だけど、自分が憧れてる年の重ね方、時間の積み上げ方をしてる方たちは発酵体に見える。自分も、そうありたい。
僕は移動映画館(cinema bird)という活動をしていますが、死ぬまでに病院、児童養護施設にエンターテインメントを届けたい。みんなが楽しめる空間で、交流の場をつくりたいと思っています」
どこか哲学的で、発する言葉にも色気が漂う。斎藤工は、俳優として、映画人として、はるか先の未来を見据えている――。
自宅にはトレーニングルームが!
斎藤の自宅には、窪田正孝の影響で導入したというぶら下がり健康器に加え、「自立式のサンドバッグ、そして高橋一生にすすめられたエアロバイクがありまして。狭い家なんですけど、その3つを置いているエリアを、僕はトレーニングルームと呼んでいます。中でも『BG〜身辺警護人〜』のファーストシーズン('18年)のときに導入したサンドバッグはとても便利でしたね。自粛期間中には苛立ちをぶつけたりもしていました(笑)」
毎週金曜夜11時15分〜(テレビ朝日系 ※一部地域を除く)
【第4話】ヘミングウェイ(斎藤工)の婚約者・琴音(シシド・カフカ)が現れる。一方、ヘミングウェイは新聞記者・詠美(白石麻衣)の身に迫る危険を予言。そんな中、幼稚園児13人を乗せたバスが消息を絶つ