“ステイホーム愛”の形跡はYouTubeにも
兎角に、報道とふたりの映画への感想を照らし合わせると、このふたりは実生活でベティ・ブルーをやっていることがわかる。ベティほど無茶ではないにせよ、彼への愛情がエスカレートするが故に「LINEアイコンを変えさせ」「アカウントを消させる」のであり、それを容認するグァンスは“彼氏のお手本”であるゾルグに自分を重ねる。
飾らず天然でちょっと隙があって──そんなかわいい大人なイメージのあった篠原だが、家族を投げ出してまで年下男に身を捧げるほど自由奔放だとは思っていなかった人も多いだろう。書かれていることがすべて本当であればの話だが。
最後に、2020年6月30日にグァンスがYouTubeにアップした《超簡単料理!韓国鍋!プデチゲ!レシピ》動画に出てくる“豆腐”に注目したい。
韓国メーカーの乾麺やコチュジャン、唐辛子とともに並んでいたのは「かちかち」と書かれた見慣れない銘柄の豆腐。
こちら、もぎ豆腐店が販売する『三之助』というシリーズらしく、値段はなんと1丁357円(オンラインショップ『こだわりや』参照)、かなりこだわりが強い人しか買わなさそうな代物である。『文春』には篠原が“おうちデートで料理を教えていた”との記述もあった。
もしや……。「篠原涼子 豆腐」で検索。
Googleが最上部に表示した一般人のブログを開くと、「2006年7月の『はなまるマーケット』で篠原涼子が三之助豆腐をオススメしていた」と書かれていた。ブログ主も買ったらしい。
“公然の秘密”に誰でもアクセスできる時代になってしまったのか、ただの偶然なのかはわからない。それもこれも、全部「愛」ってことでお茶を濁したい。
〈皿乃まる美・コラムニスト〉