“悲劇のシングルマザー”という自意識
前出の相続トラブル以降、佳代さんと疎遠となったAさんは、眞子さまと小室さんの婚約内定報道後、テレビで見た佳代さんの姿に驚いた。
「ファッションもメイクもかなり派手になっていて、まるで別人でした。私が知っている佳代さんはメイクが薄く、ゆったりとしたシルエットの地味な服を着ていた印象でしたから……」
彼女がそんな変化を遂げた理由とは、いったい─。
「夫が亡くなった後、佳代さんは、圭くんへの過剰すぎる期待とハイクラスな生活への憧れをどんどん募らせていきました。シングルマザーで経済的に余裕があったとは思えませんが、夢や野望は反比例するかのごとく膨らんでいくように見えました」(佳代さんの知人)
冒頭の軽井沢にまつわるエピソードからも周囲に対する“見栄”がうかがえる。
「軽井沢は上皇ご夫妻が毎年静養のため足を運ばれ、新婚時代の秋篠宮ご夫妻もテニスを楽しまれた場所。その後も静養地として親しまれている“皇室御用達”の地です。
佳代さんも当然、軽井沢がそのような場所だと知っていたはずですし、“行きつけ”であることをアピールしたかったのかもしれませんね」(皇室ジャーナリスト)
佳代さんが抱く“ロイヤルへの憧憬”は、こんなところにも表れている。
「佳代さんが愛用しているバッグは、イギリスの故ダイアナ元妃がかつて米国の雑誌『TIME』の表紙を飾ったときに着用していた帽子のデザイナーが手がけているブランド。価格は1万円以下ですが、格式高いアイテムに関心があることがよくわかります」(ファッション誌ライター)
一方で、佳代さんがトラブルを起こし続けてきた根源には、“私は悲劇のヒロインだから仕方がない”という自己正当化があるといわれることが多い。その意識は、自分でも望まないうちに宿ってしまったのかもしれない。
「彼女の嘘には、計算高さは見られません。目の前の“利益”や“評価”に夢中になると周囲が見えなくなってしまうのでは。息子さんにつらい思いをさせたくないとの気持ちも強いのでしょう。
女手ひとつで圭さんを育ててきた“悲劇のシングルマザー”という自意識が、周囲と衝突してしまう最大の原因なのかもしれません」(前出・佳代さんの知人)
居心地の悪い日本を脱出し、愛息とハイクラスな生活を送る日は、もうすぐ─。