八幡さんは蓮舫を通じ、キャスターと政治の世界の親和性を説いた。
「彼女は天才的なアジテーターですね。テレビに出る人が野党の政治家として成功するのは極めて簡単なんです。言いたい放題言えばいい。まさにワイドショーの世界の延長です。野党の立場として、滑舌よく与党を批判すると国民にウケるわけですから」(八幡さん)
女性アナウンサー出身で与党に所属する政治家といえば、元テレビ朝日の丸川珠代五輪担当大臣はどうだろうか。
「東大出身(東京大学経済学部経営学科卒)の女性らしい生き方を送っていると思います。世代的に彼女は、アナウンサー時代の職場でバリバリ働く男と同じように扱われなかったのでしょう。あと、経済学部を出た人材は社会的なことをいろいろとやっていきたいという気持ちを持っている。
そもそも、丸川さんは一生アナウンサーをやりたかったわけではないと思います。だから、自民党から声が掛かったとき、彼女は『悪くないな』と思ったはず。加えて、東大出身者はおしなべて『自分は仕事ができる』という自意識を持っています。だから、政治家になっても自分なら務まると思ったのでは」(八幡さん)
期待の湧かないファッション
一方、BALENCIAKOさんは丸川のファッションセンスを一刀両断した。
「白の上下にインナーは赤とか、着こなしがすごく古いですよね。女性政治家のコスプレをしているみたい。だから野暮ったくなってしまうんです」
『半沢直樹』(TBS系)で江口のりこ演じる国土交通大臣・白井亜希子が常に着用していたように、今や白いジャケットは女性政治家のアイコンだ。
元エフエム仙台アナウンサーで立憲民主党所属・石垣のりこの着こなしに関してもBALENCIAKOさんはバッサリである。
「シャツもジャケットもおじさんみたいな印象。男にナメられないように女性っぽさを排除しようという意識が見えますが、そこに自分なりのセンスがない。まじめかもしれませんが、何かやってくれそう、変えてくれそうという期待も湧かないですね」(BALENCIAKOさん)
石垣といえば、『週刊女性』がスクープしたダブル不倫報道の記憶も新しい。八幡さんはこう分析する。
「政策はおろか、自分の主義主張もないのではないでしょうか。ただ自分がスポットライトを浴びることができそうな方向に寄っているだけの人でしょう」