BH社に所属する女優のハン・ヒョジュもまた唐田と同様に、日本で活動する際のマネジメントはフラームが担当している。最近では有村架純が、BH社の親会社の日本法人が手かけるウェブサービスのCMにも出演。2018年にも韓国リゾート施設のPRイベントに広末涼子が出席していたのだが、これも事務所同士の“パイプ”がつなげていたのかもしれない。
2019年9月には韓国ドラマ『アスダル年代記』に出演し、その清潔感ある容姿で真っ直ぐな演技を見せた唐田。韓国事務所のサポートもあって国際派女優として開花しつつあったが、その数か月後にまさかのスキャンダルというわけだ。
「彼女の不倫劇は韓国メディアでも大きく取り上げられました。今では不倫ドラマも多く見受けられるようになりましたが、まだまだ保守的な部分も多く“不倫は許されない”風潮があります。純真無垢なイメージがウケていただけにバッシングは強く、また日本人ということもあってネット上では誹謗中傷も……。
これにBHエンタは、“唐田えりかは現在、反省して後悔している”との現状を伝えるとともに、東出さんの家族やファンなど多方面に向けて謝罪を繰り返したのです。対応を間違えれば、いつまでもダメージを引きずると理解しての謝罪だったと思えます」(前出・ウェブライター)
いつまでも休業できない事情
BH社にしてみれば契約解除、多額の賠償金を請求してもおかしくない案件だというが、唐田は変わらず女優として在籍している。「今後も契約を続けるということ」とは芸能プロダクション・マネージャー。
「スキャンダル以上に女優としての魅力があると映っているのでしょう。国内の地上波ドラマは難しいとしても、短編映画を皮切りに映画女優として本格派路線に舵を切っていくとも考えられます。それに若くて吸収力のある今だからこそ、経験を糧にして演技を磨いてもらう必要がありますからね。
今回の復帰はビジネスパートナーとして“いつまでも休業させておくわけにはいかない”、韓国事務所への体裁を保つためにも見えます。でも、それこそ韓国を拠点にすることも想定できますし、ハリウッドにもパイプがある同社でグローバル展開をしていく選択肢もあります。女優を続けると決めた以上は、自身で結果を残していくしかないでしょう」
“反省と後悔”を胸に、女優として大きく羽ばたくことができるか。