9月1日に突如として報じられた、秋篠宮家の長女・眞子さま小室圭さんの年内の結婚。現時点では眞子さまは皇室を離れ、結婚行事を行わず、支給される一時金ももらわない意向であると各メディアで報じられている。

「おふたりがどうやって周囲を説得し、認めさせることができたのか、また、なぜこのタイミングなのか。小室さんの将来への見込みがたったのか、眞子さまが30歳になることと関係するのか、どのようにして生計をたてていくのか、小室さんのお母さんに関する数々の問題はクリアになったのか……頭の中は疑問だらけです」

 と、夕刊紙の記者は首をひねる。

 眞子さまと小室さんの結婚の行方は、海外メディアも注目し、イギリスの高級紙『タイムズ』は《日本のプリンセス、眞子さまが100万ポンドの結婚一時金を断り、アメリカへ移住計画》と見出しを打った。しかし、おめでたい内容だけでなく日本じ報じられている“事実”も掲載されている。

「皇室の結婚となれば、日本国民だけでなく海外でも祝福ムードに包まれるものですが、今のところそういう雰囲気はありませんね。本来なら、コロナ禍の暗いニュースを吹き飛ばす話題ですが、婚約会見から3年半もたち、ただの“お家騒動の延長”と言わざるを得ません」(同前)

 いよいよ、2人の結婚が現実味を帯びてきているわけだが、これまでの道のりを振り返ると、“リアルドラマ”を見せられているかのよう、と笑うのはあるドラマウォッチャーだ。

「ロイヤルウエディングという国民的行事となることを断念して、皇室を“捨てて愛に生きる道”を選択したおふたり。まさに愛の逃避行です。リアルな昼ドラ、または韓国ドラマを見ているような感覚があるのは私だけでしょうか(笑)」

 1989年に婚約が内定され、“紀子さまブーム”を巻き起こしたご両親の結婚と比べると、雲泥の差がついてしまった。

「この結婚を手放しで応援できる人は、そう多くないと思います。だけど、“どうなるのか”が気になる人は相当いるはずです。小室さんサイドの借金トラブルはいまだクリアになっておらず、次はどんな展開に!? と、もはや野次馬状態です」(同前)

“セカンドシーズン”を彩るであろう佳子さま

 この“ドラマ”には、今後、さらなる登場人物が増えると予想される。それは、妹の佳子さまの存在だ。眞子さまの婚約内定前までは、どちらかというと佳子さまのほうが注目をされ、ヘソ出しの衣装で腹筋をあらわにしてヒップホップダンスを踊られるなど、多くの話題をさらっていた。この“ドラマ”に彩りを添える存在なのは間違いない。

「お姉さんの恋愛と、世間が納得しない“超地味婚”を目の当たりにしてどうお感じになるのか。女性皇族として生まれ、姉が嫁ぐまでに作った道しるべに感謝するのか、自身がご結婚されるとき、皇室の歴史を変えると言われる一時金の辞退をマネするのか……。眞子さまがNYへたったあとは、佳子さまがどんな恋愛をし、どんな人を選ぶのか、国民の視線は彼女に集中すると思います。“選ばれた人”は相当なプレッシャーだと思いますが」

 シナリオもなく、先の展開もまったく読めないドラマチックなリアルストーリー。眞子さまが無事に結婚されたあと、佳子さまが主役の“セカンドシーズン”も目が離せない。

〈取材・文/渋谷恭太郎〉