次いで票を集めたのが、俳優の菅田将暉(28)だ。2020年には、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞するなど、確かな演技力で主演を務める実力派。また、彼の個性的なファッションセンスも話題になるため「一緒に古着屋を巡りたい」(60代)「服について語り合いたい」(50代)など、ファッションに関するコメントも多く集まった。
実は菅田将暉は“好きな若手”で名前が挙がっている一方で、“苦手”の回答も多く、各年代でワースト1位となっている。ただ、コメントを見ると「個性的すぎる」(40代)、「映画の中ですごむと怖い」(60代)など、演技力に対する評価と受け取れるものも。
「個性派の菅田くんが40代以上の女性に支持されているのは少し意外でした。おそらく、映画やバラエティー、歌手など仕事が途切れた時期がないので、印象に残りやすいのかも。好きと苦手の両方に名前が挙がっているのは、彼が第一線で活躍している証拠でもありますね」(沖さん)
そして3位はNHKの大河ドラマ『青天を衝け』で主役の渋沢栄一を演じている吉沢亮(27)。端正な顔立ちが印象的な彼には「近くで眺めてみたい」(40代)など、とにかく間近で吉沢亮を拝みたいという声が多い。
「吉沢くんは、本当にきれいですよね。ただ、その美しさゆえにあまりリアリティーを感じないという人も多いかもしれません。
大河ドラマの評判もいいですし、バラエティーに出演したときは“カニ好き”を公言して、パーソナルな面もアピールしています。今後は、女性たちにどれだけ親近感を抱いてもらえるかが勝負ですね」(沖さん)
アンケートでも「一緒にカニを食べたい」(40代)という回答が。バラエティーの出演は、ファンとの距離を縮める機会になっているようだ。
アスリートでは大谷翔平がランクイン
俳優陣が上位を占めるなか、アスリートで食い込んできたのがメジャーリーガーの大谷翔平選手(27)。特に60代・70代の女性から厚い支持を集めている。
「彼は本当に非の打ち所がない男性ですよね。才能と優しい人柄を兼ね備え、大谷翔平と書いて好青年と読みたいくらい。毎朝、大谷選手の活躍が報道されるので、朝ドラと同様に大谷選手をチェックするのが朝の習慣になっているんでしょうね。毎日見るうちに彼の虜になっていた、という人も多いはず」(沖さん)
彼の朗らかなキャラクターからか「ホームラン対決をしたい」(70代)という猛者や「娘と結婚してほしい」(60代)など、恋愛対象ではない願望が多いのも特徴的だった。これからも海の向こうでスポーツシーンを盛り上げてもらいたい。
ストイックさという面では、俳優の横浜流星も好感度が高い。彼は中学3年生のころに「国際親善空手道選手権13歳14歳男子」で優勝を果たした過去があるため「空手の技を見てみたい」(70代)など空手関連のコメントが多く寄せられた。職は違えど、武道の世界で残した実績は、かなりインパクトがあるようだ。
そして沖さんは、今回の好きな若手の結果を総括して「結婚がマイナスにならない人が増えている」と感じたそう。
「10位内は難しいですが、田中圭くんや鈴木亮平くん、ディーン・フジオカさんなどすでに結婚していて家庭を大事にしている男性有名人も人気があります。彼らのように売れる前から結婚していると奥様を大切にしているイメージで好感度につながりやすいです。
一方で昔は好きな有名人ランキングの常連だった福山雅治さんは結婚がショックで距離をとったファンも多いとか。ファンとの関係性や、結婚のタイミングにもよりますが、好きになる理由が以前よりも複雑化しているようです」(沖さん)