売買の前に家の中を改修して新品同様にしたという。
「もともとは砂壁だったのですが、ベニヤを張り替えて新しく新品の白い壁紙を張ってもらいました。床は大工さんに頼んでワックスがけをしてもらって。和室の畳も新しくしましたが、お売りする相手のことを思って、いちばん高級な畳を選びました」
しかし、契約直後にある光景を目にしてしまう。
「家の中で何か作業をしている様子はありましたが、大みそかあたりに、張り替えた畳が運び出されていて……。新しい持ち主の方の自由だということはもちろんわかっているんですが、それでも、せっかくきれいにしたので、大事に住んでほしかったですね」
“きれいになった”自宅にも、そろそろ慣れてきた?