応援してくださる方たちのために
芸能以外の仕事を始めたことで、役者としてもプラスに働いた部分があるようだ。
慶太「どんな世界でもプロの方は、求められたことに対して応えられるテクニックがあるんですよね。ガテン系以外にもベビーシッターなどいろいろな仕事を経験しましたが、プロの方たちは動きに無駄が少ないので、本当に尊敬します。役者は豊富な人生経験が役に立つと言われているので、芸能以外の仕事を経験したことは無駄ではないと思う」
祥太「そう思っていないとやっていられない部分もありますけどね(笑)」
昨年はデビュー20周年を記念し、斉藤という名前にちなんでどんなオファーも“3110円”で受けるキャンペーンを実施した。
祥太「僕らのファンで地方へ転勤してしまう子にサプライズでケーキを持っていくドッキリなど、いろいろなお話をいただき楽しかったですね」
慶太「学生時代に僕らと写真を撮った女性から“子どもが生まれたから、また一緒に写真を撮ってほしい”という依頼もありました。当時の写真を今でも大事にしてくれていたのを見て、応援してくださる方たちのためにも芸能の仕事ももっと頑張らないとダメだなと改めて思いました」
YouTubeの『祥太慶太チャンネル』では、過去の作品の裏話からクロスを張り替える姿まで、さまざまな動画を公開している。
祥太「自分にはこれしかない! と決めちゃうと芸能活動も人生も余裕がなくなってしまう気がするので、自分の興味のあることは何でも挑戦していきたいです」
慶太「僕は結婚して先日娘も生まれたので、まずは家族第一で。そして楽しく笑顔で過ごすことが目標です」
最後に双子でよかったことや『キッズ・ウォー』の思い出を改めて聞くと、当時を噛み締めながらこう答えた。
慶太「いまでも個々のキャラクターがあまり浸透していないのは僕たちの実力不足だなと感じています。でも双子だったからこそいただいたお仕事も多いので、トータルで考えるとプラスだと思います」
祥太「ハリウッド作品(映画『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』)やフランスのCMに出られたのは、双子だからこそ。貴重な経験をさせてもらえましたね。『キッズ・ウォー』は1日に20シーンを撮影するなど、大変すぎて当時のことはあまり覚えていないですが、とにかく(井上)真央ちゃんが可愛かったなって(笑)」
慶太「名古屋で撮影をしていたので、早く撮影が終わったときに名古屋飯を食べに行くのがささやかな楽しみでした。でもまさかこんなに長くこのお仕事を続けるとは思っていなかったです。この年齢になるとあまり焦りもないですが、楽しく生きるためにどんな仕事も全力で頑張りたいですね!」