ゾンビに学園、朝ドラなのにがっかり
続いて3位にあがったのは、『24JAPAN』と同じく今年の3月まで放送していた『君と世界が終わる日に』('21年、日本テレビ系)。謎のウイルスで「ゴーレム」と化した死人たち。仲間とともに戦いながら、竹内涼真演じる主人公が恋人(中条あやみ)と再会を果たすまでを描く、いわゆる「ゾンビもの」ドラマ。
「そんなに面白くなかったけど最後が気になって見続けていたのに、続きはHuluで、っていう流れ。この手法はいいかげんにしてほしい」(34歳・主婦)。神無月さんも、
「ゾンビという言葉は一切使われず、このドラマ内では頑なに“ゴーレム”呼びでした。地上波で放送されたseason1は全10回。最終回、首藤教授(滝藤賢一)を倒して猿ノ島まで仲間と逃げ延びた間宮(竹内)と来美(中条)、でも来美の腕には異様なアザが浮かび上がり、パソコンの画面には来美の免疫に関する不穏なデータが。
ここまで我慢したんだから最後ぐらいはきっちりハッピーエンドを見せて! と心で絶叫した最終回でした。続きは○○で、という風潮、私は苦手です」
地上波だけで完結しない手法はいかがなものか。
4位は、『先生を消す方程式。』('20年、テレビ朝日系)。『おっさんずラブ』の田中圭主演、当時『M 愛すべき人がいて』で話題を呼んだ鈴木おさむ脚本でテレビ朝日期待の作品だったが……。
「ゾンビとなった田中圭と恋人役の松本まりかが闇夜に消えていく、って謎すぎるラスト」(37歳・主婦)、「進学校が舞台ということなのに生徒たちが頭悪すぎだし、圭くんは途中で死ぬし。最終回まさかのゾンビものに。山田裕貴くんのキャラも笑えなかったし」(29歳・主婦)、「最終回と言わず2話目にはもう暴走していました。田中圭くん主演の学園モノということで期待していたのにジャンルも謎のドラマ」(34歳・会社員女性)。
3位の『君せか』、4位の『先消し』というゾンビドラマが2つもほぼ同時期に放送されていたことにもびっくり。
5位にランクインしたのは、『純と愛』('12年、NHK)。不人気朝ドラとしてたびたび話題に上る同ドラマ。脚本は大ヒットドラマ『家政婦のミタ』(’11年、日本テレビ系)の遊川和彦で期待値は高かったが……。
「主人公(夏菜)が報われなさすぎる。勤めていたホテルは買収され、失業。再就職先は焼失。母親は認知症になり、父親は水死。あげくの果てには夫が病に倒れ、目を覚まさないラスト。救いがなさすぎる」(ドラマウォッチャー)、「主演の夏菜が最終回でポエムを4分間も叫び続けるのが怖かった」(41歳・主婦)、「夏菜ちゃんが明るいイメージだったから明るい朝ドラを期待したのに裏切られ最後くらいは明るくなるだろうと思っていたのに。ひどい」(38歳・主婦)