物足りないように思えるが、ある宮内庁関係者は、こう否定する。
「ふだんの皇室関連の会見で、質問できるのは宮内記者会のみで、ほかの団体から質問を受け付けることは、基本的にはありません。
今回は、出版社が所属する日本雑誌協会からの質問もあるので、佳代さんの金銭トラブルのみでなく、過去に報じられた夫の遺族年金を不正に受給していた疑惑、勤務先での傷病手当金の不正請求疑惑、さらには小室さんの経歴詐称疑惑に関する質問もされることが考えられます」
「今のうちに眞子さまグッズを」
最後にして最難関の記者会見。それを乗り越えたおふたりは、どのような生活を手に入れるのだろうか。
「小室さんは、勤務先であるNYの法律事務所から“早く戻ってくるように”と急かされているため、会見から日をあけずにアメリカへ飛び立つそうです。
眞子さまは、都内の一般住宅やホテルなどに一定期間滞在され、渡米の準備をされます。ただ、パスポートやビザの取得に想定以上の時間がかかってしまう可能性もあり、年内の渡米は難しいのではないかという声も出ています」(同・前)
天皇・皇后両陛下と上皇ご夫妻へのご挨拶、皇居の宮中三殿に私的に参拝、婚姻届の提出、記者会見、渡米準備……。詳細が次々と明らかになると、結婚が目前であることを実感する人も多いのではないだろうか。
眞子さまが皇室を離れられる影響は、思わぬところにも。
女性皇族方の『お印』を刺繍したハンドタオルを販売している静岡県の『沼津御用邸記念公園』のスタッフは、次のように話す。
「当園でご用意している眞子さまのお印をモチーフとしたタオルは、皇室を離れられたら販売できなくなります。そのため、お客様の中には“今のうちに眞子さまグッズを買っておきたい”という方もいらっしゃいます」
お印とは、皇室の方々が身の回りの品などに用いるシンボルマークのことで、眞子さまのお印は『木香茨』。販売終了まであと少しなら、さぞ注文殺到かと思いきや、スタッフは言葉を詰まらせる。
「'17年のご婚約内定時の反響はすさまじく、多くのお客様にお越しいただきました。ですが、今は新型コロナの影響で、お客様が少ないですし、ご結婚もこういった形ですから、特段お問い合わせはいただいておりません」
歯切れの悪いコメントになってしまうのも無理はない。この4年間で“祝福ムード”は一転してしまった。