年をとると実は宝になる“頬の肉”や“エラ”
イム子:なるほど。でも女性ならダイエットは常に気になることだけど、顔も痩せてシワっとなってしまうのは避けたいですね。
入谷先生:その点、安倍さんも安達さんも出産を経ていますが、体形はあまり変化してない。これは肌のハリやシワ対策にはとても大事なことだと思います。お二人は丸顔でエラがあることも共通しており、これはたるみ防止に大事なポイントです。
イム子:若いころってとにかく顔痩せしたくて頬の肉やエラを消したくなるものですが、40代にはそれが宝になることもあるんですね。
入谷先生:そうなんです。なので、ある程度の年齢になってからの小顔志向は考えたほうがいい場合も。その点では2人とも、10代のころから芸能界にいたおかげで、さまざまな美容知識があるのでしょう。自分のパーツを生かして若さをキープしていると思います
イム子:エラといえば、小池さんも骨格がしっかりしている印象ですが、彼女のお顔を若々しさでジャッジするといかがでしょうか?
入谷先生:確かに骨がしっかりした輪郭で、そのためにハリがあります。あとはお仕事でも自分のスタイルを確立されていて、いつも明るい笑顔があり、それがより若さを感じさせますね。でも少しだけ眉間のシワが気になるかな? この程度の表情シワはボトックス注射で解消できると思います。
イム子:小池さんは若いころから大人っぽい雰囲気ですが、笑顔が素敵でそれがハツラツとした雰囲気に見せているんですね。ではズバリ、この中で一番若く見える方、逆に老けて見える方は?
入谷先生:肌のハリツヤが素晴らしい安達さんがダントツで若く見え、シワが目立ちぎみの柴咲さんはちょっと老けて見えてるかな。しかしみなさん美しいので、これから気をつけてケアすることでランキングは逆転するかもしれませんが。
イム子:では、逆転も可能なおすすめのケア法を教えてください!
入谷先生:まずは過剰にダイエットをしないこと。あまり痩せると健康面でも肌にも悪影響です。またシミやシワを悪化させないため、UVケアは夏以外も、年間を通してしっかりと! 冬も日焼け止めを塗るくらいでいいですよ。あとは大きなケアよりマメなケア。例えば定期的に「ウルセラ(HIFU[ハイフ])」を受けたり、適度にマッサージピールで美肌ケアをしたり。それに十分な睡眠に栄養バランスのいい食事ですね。みなさん40代で子育てや仕事に忙しい時期だと思いますが、そんなときこそ生活の基礎を大事にしましょう!
今回お話を伺ったのは…
入谷英里先生:
杏林大学医学部卒業。昭和大学臨床研修センター、昭和大学形成外科、美容外科クリニックを経て2013年より『高須クリニック東京院』(公式Instagram)に勤務。東京院・横浜院を担当し、女性医師の目線からアンチエイジングから女性器の悩みまで、幅広い相談に応じている