直撃すると「なんでも話します」

 数々の疑惑は真実なのか。

 花の木シェルターを訪れたが、室内はきちんと整頓されており、たちの健康状態もいい。においも気にならなかった。阪田代表本人を直撃すると「なんでも話します」と時間を割いてくれた。

記者が訪れた「花の木シェルター」は清潔に保たれていた
記者が訪れた「花の木シェルター」は清潔に保たれていた
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─適切な医療を受けさせていない疑惑については?

そうした事実はありません。治療など必要なことについてはやっています。病院にも毎日行っていますし、連れていかないことはありません。ネットなどでそう言われていますが嘘です。自分がやっていることが事実です。医療行為について愛護センターも問題ないという判断をしております。動物病院の領収書、血液検査の結果などの書類を提出したうえで判断されています」

─病気の子に手をかけない理由は?

の病気ではまだ治療法が確立されていない病気もあり、確実に治るわけではない。対症療法はしています」

─寄付で飲食店を開店したという話については?

「僕もこれが仕事なので当然、寄付などの中から給料をもらっています。それを私用に使うことはあります。ですが飲食店を立ち上げたことはありません」

─では、団体の収支報告を公開しないのはなぜ?

寄付をいただいた方にのみ報告しています。うちの団体を信頼してお金を出してくれたわけですから。それを出していない人には報告義務はありません」

─だったらなぜ、騒がれることになっているのか。

「こっちが聞きたいくらいですよ。有名になればその分、アンチが現れます。そのたぐいだと思っています。うちが愛護センターと結託したって向こうもメリットは何もないですよ。なんなら全部見せてもいい」

 と阪田代表はすべての疑惑を否定した。元メンバーは声を震わせて訴える。

は殺処分を免れても花の木シェルターで死ぬ、と保護団体の間では有名です。ネグレクトされて死んだ子たちの顔が忘れられないんです。愛護の皮をかぶっている彼が許せない。また同じような犠牲を出さないため、善意のお金が適切に使われるように団体を支援する側も一度考えてほしい」