小栗旬が主演を務める日曜劇場『日本沈没-希望のひと-』(TBS系)が好調だ。
高視聴率で話題も、気になるツッコミポイント
「'73年に発売された小松左京氏のSF小説が原作です。11月14日までに放送された計5話全ての世帯視聴率が15%を上回っており、小栗旬さん、杏さん、松山ケンイチさんなど、豪華キャストを起用した効果が着実に現れていますね」(スポーツ紙記者)
視聴者が多いため、ちょっとしたシーンにも鋭い指摘が殺到することに。
「予告シーンで東京湾岸のビルが崩壊する映像が流れたんです。フジテレビのビルは完全に水没し、日本テレビ本社も崩壊。でも、なぜか東芝本社は傾いただけで、電通ビルはびくともしない。“スポンサーや代理店への忖度なの?”と話題になりました」(テレビ誌ライター)
第4話では、沈没を恐れて住民が関東から脱出を図るのだが、その混乱を報じるニュースのシーンにもツッコミが。
「神奈川県内の高速道路の様子が映し出されたのですが、関東から一斉に逃げ出しているはずなのに、高速道路は下りだけでなく上りも渋滞。しかも、どうみても右側通行の車道なんです。どうやら、海外の映像を使ったみたいですね」(同・テレビ誌ライター)
そんな中、第3話では“実家かぶり”にも注目が集まった。
石原さとみ、西島秀俊、林遣都らと“実家かぶり”
「杏さん演じる週刊誌記者の椎名実梨(みのり)が、実家で母親と2人で食卓を囲む場面があったんです。そのリビングルームが、'18年のTBS系ドラマ『アンナチュラル』で石原さとみさんが演じた三澄ミコトの実家とそっくり。
キッチンにある薄いピンク色の戸棚や机、冷蔵庫、テレビなどの家具に加えて、窓の形まで一緒ですから、明らかに同じ場所で撮影されていますね」(同・テレビ誌ライター)
調べてみると、『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)や『きのう何食べた?』(テレビ東京系)でも、この部屋が登場人物の実家として登場していたことがわかった。
すっかりおなじみとなった“実家”の正体は、東京都世田谷区内に建つ、とあるスタジオ。緑に囲まれた純和風の日本家屋で、南向きの長い縁側と広い庭、2間続きの和室16帖とつながるLDKを含めると40帖の広々としたスペースで撮影ができる。
「現在は空き家となった建物をスタジオとして使っています。毎シーズン、1本から3本くらいのドラマでご利用いただいていますね」(スタジオ管理者)
渋谷や新宿から車で30分ほどで駅からも近いので、利便性が高い。
「俳優さんから“おばあちゃんの家みたいで落ち着く”とお褒めいただくこともあります。古い日本家屋で広い庭があり、畳敷きの和室や土間のある玄関が温かみを感じさせるのかもしれませんね」(同・スタジオ管理者)
関東が沈没する危機にあっても、この“実家”には穏やかな空気が漂っているようだ。